タグ:菓子、デザート

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”フライドパンの実”その名の通り、パンの実をスライスして油で揚げたものだ。
南の島の数少ないおつまみの1つでもある。

8月も半ばになり、市場の顔だったパンの実も少しづつ少なくなってきた。
今年は、パンの実も豊作で、いつも市場にあふれていた。

パンの実にもいろんな形や種類があるが、丸いパンの実ほど味がいい。
中でも丸い葉っぱの丸いパンの実は最上物とされ、それを丸焼きにして餅に搗き上げ、ヤシミルクをかけた一品は大事なお客様や病人に供されるものとして、昔から重宝されてきた。
最近は、このような丸い葉っぱの丸パンはあまり見かけなくなってしまったが、それでも通常の丸いパンの実はチュークの人たちの大事な食糧として、民家の周りなどに良く見かける。

パンの実は南の島ではとてもポピュラーな食べ物だが、日本ではまず見かけることは無い。
そこで、なじみのお客様や友人が来た時には必ず、差し上げることにしている。
油で揚げたものは、フライドポテトを甘くした感じで、日本人の口にもとてもよく合う。
小腹のすいた時や、ビールのおつまみにも最適である。

そんなパンの実も、8月を過ぎればいよいよお別れになる。
あとはクリスマス・お正月の時期までお預けだ。

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現地人が『アップル』と呼んでいるリンゴに似た果物がある。
通称『マウンティンアップル』と言い、円錐形をした、拳半分くらいの大きさの赤い実である。
他にもこの半分くらいの大きさの実を付ける木もある。
写真にある木は、大きな実の方で、年に2回実をつける。
方や小さい方の実は、なんと1年に3回も実を付けるうれしい果物なのである。
味は、やはりリンゴに似ていて、ちょっと酸味の強い甘酸っぱい味がする。
小さい方の実はとても酸味が強いが、大きな方の実は適度な甘さもあって、結構いける。

皮も剥かずにそのまま、ガブッとかじるのがこのアップルの食べ方である。
とてもジューシーで、甘酸っぱい味と香りが口いっぱいに広がる。
アイスクーラーの中でこのアップルを冷やして、海で食べるととてもうまい!

例年、釣りにやって来る友人の中で、このアップルの大ファンが居て、彼は日本を出る前に必ずこれをリクエストしてくる。1日中大物と格闘して疲れた体に、このよく冷えたマウンティンアップルを食べると、のどの渇きをいやしてくれると同時に、適度な甘酸っぱさが体に元気がを与えてくれる。

料理好きな私は、時々、南国の果物を使ってジャムを作る。
以前、友人宅でこのアップルで作ったピザを食べた事がある。
それがとても美味しくて、その時以来このアップルでジャムを作ってみようと言う事がいつも頭にあった。先日、市場を覗いていると、赤く熟れたマウンティンアップルが山積されて売っていた。

『よし、これでジャムを作ってみよう。』
以前から考えていたアイデアを早速実行に移してみる。
最初と言うこともあってちょっと柔らかめの仕上がりだったが、味は上々で、思った通りのジャムが出来上がった。トーストとの相性も良く、自作のヨーグルトにも合いそうだ。
これでまた、私の好きなジャムが1つ増えた。

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