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グアムから南東に1000キロ。飛行機でわずか1時間40分。
チューク諸島を訪れた人たちは、その僅かな時間距離からは想像もできない程豊富な自然に、
一応に感嘆する。
島々は濃い緑におおわれ、海には原始の大自然が広がっている。

チューク諸島には、古来より海の自然を守ってきた独自の掟がある。
チューク諸島の海は有史以来、各一族・一族の支配のもとに管理されてきた。
一族の有力者が亡くなると、その領有地(海)を一定期間立ち入り禁止にする。
それは現地語で『メチェン』と呼ばれるもので、メチェンに指定されると何人(なんぴと)たりとも、その海域への出入りは禁じられる。
海に生きる彼らは、海は決して無限ではなく、守るべき領域であることを知っていたのだ。
そうして今日まで海の資源を守り育んできたのである。

世界中の海が自然を失っていく中、チュークの海は今も原始の姿をとどめている。

メチェンの海に拍手を送ろう。

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ミクロネシアのチューク諸島。
その中心の島・モエン島最南端の岬に、ヤシ林に囲まれた木造コテージ風の素敵なホテルがある。
その名も、ブルーラグーンリゾート。かつてのコンチネンタルホテルだ。

3方を海に囲まれたその敷地には、いつも手入れの行き届いた芝生とヤシ林が広がっている。
この庭を管理するのは、10人ほどの現地人スタッフ。
毎日・毎日、ヤシの木や芝生の手入れ、花壇の手入れにと、広い庭の手入れに余念がない。

部屋数は54室と小さなホテルだが、ロケーションは抜群で、とても落ち着けるホテルだ。
世界中から集まって来るダイバーたちの憩いの場所でもある。

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チューク環礁の北端に、日本名で北島と呼ばれる島がある。
周囲2キロ弱の小さな島だ。
チューク環礁の北のパスにあり、日本時代は重要な防衛拠点として守備隊もおかれていた。
先日、日本からの慰霊のお客様をご案内して、久し振りにこの島を訪れた。
島内は鬱蒼としたジャングルで、そのなかに所々に民家が見え隠れする。
島には電気も水道も無く、そこに住む島人達は全くの自給自足の生活をしている。
こんな小さな島で、前日から2人も死者が出たらしく、この日はあちこちで葬式の準備に追われていた。
それでも子供達は無邪気なもので、お弁当を食べている私達のボートを覗き込んでははしゃぎまわっている。島を離れるボートにいつまでも手を振っていた。

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