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日本では、今週から新年度の始まりである。
あらゆる業務、社会通念が、暦の新年で切り替わる海外、とりわけこのような小さな南の島においては、日本独特の4月新年度という概念は全く無いに等しい。そんな中で、仕事柄日本との取引が多い分、私の場合はやはり年度替りと言うのを意識せざるをえない。この土日、幸い(?)お客様も少なく時間が取れたので、いつも酷使している車両の手入れを行なった。うちには、バスを含め4台の車両がある。いずれもポンコツの域に達したような車ばかりだが、とても良く働いてくれているし、なんとか御客様に使える状態にはある。年度始めといえば、会社では、お正月のようなものである。こんな時くらいは、いつもお世話になっている車たちに感謝の気持ちを込めて可愛がってやらねばなるまい。そういう気持ちも働いて、この2日間でボディーから車内、フフロー、窓ガラス、イスなど心をこめて隅々まで磨いてあげた。

年度の切り替えは気持ちの切り替えでもある。
常日頃、日本人としての心意気を忘れないようにと心掛けてはいるが、変化の無いこんな南の島に長く住んでいると、ついつい脳みそもトロケ気味になってしまう。年度替りは、そんな頭の切り替えにも特効薬となってくれる。そして今年度の初仕事、今夜もまた夜中の1時過ぎまで車たちは空港を何回も何回も往復してくれた。時々駄々をこねるけど、彼等無しでは私の仕事は成り立たない。
車たちに感謝!!感謝!!である。