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今日、明日でG・Wも終わり、一息ついている。

ところが、ここチュークでは、週末に世界中からのダイバーが押し掛け、正に日本のG・Wのような様相を呈している。
昨日だけでも60人以上のダイバーがブルーラグーンダイブショップにやって来た。
13隻あるダイビングボートもフル稼働で、G・W第二弾! と言ったところだ。

チュークにはアメリカ人だけでなく、世界中からダイバーがやって来る。
お目当ては、沈船を主体としたレックダイビングだ。

かつての太平洋戦争で日本の艦船がたくさん沈められた。
その殆どが、トラック環礁内30~70mの海底に数多く眠っている。

現在の日本では、容量の少ないタンク1本で、しかも水深は20m以内、と云うダイビングが主流である。

ところがここチュークでは、水深30~40mは序の口で、連日、50、60mのダイビングが普通に行われている。
しかも外国人ダイバー達は、その殆どがダブルタンクを背負ってのダイビングである。

こんなダイビング条件を満たしてくれるダイビングショップやダイビングポイントは、世界でも非常に少なく、
アメリカをはじめ、世界中のマニアックなダイバー達の間でチュークの人気が高い理由もここにある。

アメリカが設定する、『世界のダイビングスポット・ダイビングショップ、ベスト100』と云うのがある。
チュークは、このベスト10の常連であり、2004年には、なんと、世界のNO-1に選ばれた。

チュークの人たちはあまり働かない、と云うのが定番だが、どっこい、ブルーラグーンダイブショップの面々は、
いつも、我々日本人以上に働いている。

あと、一週間、頑張れチュークの戦士たち。

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この数日、変わったタイプのヨットが連日入港している。レース艇だ。
実はこの5月、メルボルンー大阪のヨットレースが終わったばかりで、そのレースに参加していたヨットが、今、大阪を離れてオーストラリア方面に帰っている最中なのである。
チュークは大きな環礁があり、ヨットの寄港には最適の場所となっている。
このヨットも、暫くチュークで静養した後、オーストラリアに帰る。
レースでわき目も振らずに突っ走ってきたコースを、今度はのんびりと帰って行くのだそうな。
そのせいもあってか、顔の表情も底抜けに明るかった。

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昨日のダイビングは、シャークアイランドの初潜り。周囲50m程のとてもかわいいきれいな無人島だ。
その名の通り、ひとたび水中に入ればシャークがウヨウヨといるサメのポイントである。かつて私はここで、ダイバー相手にシャークショーを行なっていた。水中でエサを撒きながら15頭から20頭のサメを集め、サメと私が乱舞する、チョット過激なショーだった。昨日の1本目は、そんなシャークアイランドでのダイビング、2人の女性のお客様をガイドして水中に入ると、早くもサメ・サメ・サメのオンパレードだ。見ていると一匹のコバンザメが現れてさかんにダイバー達にまとわり付いている。そのうち私の方にもやってきて、今度は素肌の私の足や腕にくっ付き始めた。そしてあろう事か、いきなり私の耳たぶに噛み付いたのである。長いダイビング歴でも初めての出来事だ。幸いコバンザメの口には歯と言える物騒な物はなくて、ヤスリ上の口をしているだけだ。それでもギザギザの歯で思いっきり噛まれたものだから、その日は一日中、耳たぶがヒリヒリと痛んだ。そして今日。釣りにいくボートの上で、波しぶきが掛る度に痛みがぶり返し、コバンザメのやんちゃな姿をずっと思い出していた。

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6月になり海も静かになってくると、ダイバーの数が増えてくる。
そういう訳で最近はダイビングのガイドとして海に出る日が多い。
通常は水面から見る海の中を、魚達と一緒になって水中を泳ぎ廻るのはまた、格別の気分だ。
いつもフィッシングのお客様と一緒に釣り上げている大物の魚や、サメなどもすぐ近くを泳ぎ廻っている。かわいい熱帯魚の群れが、サンゴの花畑の中でダイバー達の周りに群がっている。
眼もくらむような、水中の大絶壁の中を潮流に身を任せ浮遊する様は、まるで宇宙を漂う観がある。
数年前に人魚を題材とした小説を呼んだ事がある。地球に存在する人魚族を題材にした内容なのだが、この本の事ががとても気に入っていて、海に出るたびにその世界に入っていくような、不思議な感覚をいつも覚える。仕事の繁忙さとストレスを忘れ、水中で過す数時間は、きっと私も人魚になっているのかもしれない。

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