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ミクロネシア連邦チューク州の州庁舎が完成し、そのセレモニーが催された。

2階建てと3階建ての3棟からなる立派な庁舎だ。
中国の無償援助で建設された。
2023年、アメリカの援助が一旦打ち切られる中での中国の動き。
中国は今、ミクロネシア連邦を初め、太平洋諸国にも着々と触手を伸ばし始めている。

式典の行われている庁舎には、ミクロネシア連邦の国旗、チューク州の州旗を圧するかのように、中国の国旗「五星紅旗」が他を圧してはためいていた。

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現在チュークで、ミクロネシア域を中心とした太平洋諸島国の国際会議が行われている。

チュークの中心はモエン島と言う、面積20平方キロ、人口約2万人程の小さな島だ。
インフラ整備がとても遅れていて、毎日、何度も何度も停電を繰り返している。
おおよそ1日の半分は電気のない状態である。
ひどい時には、何日も全く電気がない事も珍しい事ではない。

おかげで、ホテルや大きなストアなどは、どこも独自のバックアップシステムでカバーしている状態だ。

そんな昨日、友人宅の昼食会に呼ばれた。
楽しい会話が弾む中、現地のインフラ整備の話になった。
そしてその友人が驚いたように、

『なんと今、36時間も続けて電気がついてるよ!』

途端に妻のカオルが手を挙げた。
『今、国際会議をやってるからね!!』
『3月4日まではOKよ!!』

一同、納得である。

そして異口同音に、
『な~んだ、出来るんじゃないか、、、じゃあいつもやってくれよ!!』

と相成った。。。

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先週末、日本の某大臣がチューク州を訪れた。
パラオ(ベラウ)共和国、マーシャル諸島共和国、ミクロネシア連邦のポナペ(ポーンペイ)などを歴訪され、最後に、このチューク州にも立ち寄られた。政府、民間共に盛大なおもてなしで、大臣の当地ご訪問に対し、とても心のこもったお迎えであった。
大臣はお若い頃から、海軍の一大基地であったこのトラック島に大変ご興味をお持ちの方のようで、今回のご訪問をとてもお喜びになられたご様子でした。モエン島(春島)、や艦隊錨地などでのご慰霊をなさり、日本統治時代の中心であったデュブロン島(夏島)もご訪問されました。
ミクロネシア各国の公式訪問のあとの、最後の訪問地ということもあり、最終日の現地日系人主催による昼食会では、終始和やかな雰囲気の中でとても寛いでいらっしゃいました。
そんな折、我々日本人のテーブルにもわざわざ足を運んで下さり、大変貴重なお話しをお伺いする事が出来ました。この度の大臣のご訪問は、チュークの人達にとっては大変喜ばしい事であり、政界・民間にかかわらず、広くチューク・日本の交流に大きな影響を及ぼすものと確信しました。

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