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今、チュークの島々はマンゴーが真っ盛り。
どこを歩いても、どこに行っても、みんなマンゴーをかじっている。
島の中には何処にでも巨大なマンゴーの木が生い茂っている。
そんな時、一陣の風が吹けば、丁度食べごろのマンゴーがバラバラと落ちてくる。

我々が住んでいるブルーラグーンリゾートには、広いヤシ林があり、その中に大きなマンゴーの木が2本ある。
当然、この2本の木にも沢山のマンゴーが枝もたわわに実っており、ホテルで働く人たちのチョットした楽しみでもある。
このマンゴーの木の下では、いつも誰かが落ちたばかりのマンゴーをかじっては雑談に興じている。

そして今夜、突然、嵐のような強風が吹き始めた。

しめた! マンゴーが落ちてくるぞ!!

そう思って外に出てみると、早くも女たちの嬌声が聞こえてきた。
男や女たちが4~5人、懐中電灯を持ってマンゴーの木に向かって走っていくのが見える。
電灯の光が忙しく動き回っている。
 
遅れて行ってみると、すでに40~50個のマンゴーを集めていた。

『スエナガ、遅いよ!』
そう言って、拾ったばかりの新鮮なマンゴーを私に差し出した。

この時期の一陣の風は、チュークの人たちにとっては小さな素敵な『神風』だ。