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フィリピン・レイテ沖に沈む戦艦武蔵が発見され、その戦艦武蔵・戦艦大和の両艦が並んで停泊していたトラック環礁・・・。
マニアの方達にとってこの海域は一度は訪れたい聖域でもある。

今年の夏、そんな大和・武蔵をトラック島の艦隊錨地に浮べるべくやって来た自称・艦コレの村上さんと渡辺さんお2人。
その夏の訪問時は台風の来襲に遭い、さすがの大和・武蔵も大荒れの艦隊錨地で轟沈。
http://blogs.yahoo.co.jp/pocosuenaga/63275293.html

そしてこの秋、再び戦艦大和・戦艦武蔵をトラック島艦隊錨地に浮べるべく満を持しての再訪となった。
春島水上基地跡をボートで出発。まずは日本時代の中心地だった夏島に向かう。
途中、夏島南方のトラック軍港外港に大和と武蔵を浮かべる。
そして春島をバックに連合艦隊錨地に浮かぶ巨大戦艦・大和と武蔵。

70年前の雄姿がよみがえる。

今回のトラック島訪問には、大和・武蔵の両艦を艦隊錨地に浮かべる事の他に、トラック島の戦跡を訪ねる中で最大の目的が、連合艦隊司令長官・山本五十六の官舎を訪ねる事。
国内における五十六ゆかりの地を走破した2人にとって、山本五十六は師とも神とも仰ぐ聖人。
長官官舎は是が非でも見ておかねばならない聖地である。

30年間の日本統治時代の中心地で海軍の一大基地があった夏島(デュブロン島)。
当時の港町から上陸して、岡の上に登っていくと最上部のジャングルの中にその館は眠っている。
木々に隠れた連合艦隊司令部の正門を見つた2人は、現地人の持っていた蛮刀を手に取り、ジャングルにうずもれていた正門から館に続く長い見事な階段を復元させた。
山の斜面に続くその階段の一部は日本庭園に向かう。
そしてその先に山本五十六が住んでいた長官官舎が姿を現した。
重厚な鉄筋コンクリート造りの建物。
裏手に廻るとジャングルの中にタイル張りの風呂場跡やキッチンの跡、さらにその奥には日本庭園の跡が垣間見える。
眼下には、当時の夏島の町並みとトラック軍港、竹島飛行場が一望に広がる。
五十六が毎日目にしていた光景だ。

艦隊錨地に浮かぶ戦艦大和と武蔵、連合艦隊司令長官・山本五十六の官舎、日本海軍の頂点を極めたこれらのものを目の当たりにして、両人の心はいやが上にも高ぶる。

日本海軍の雄姿をもっともっと極めたい・・・。
早くも2人の心の中には3たびトラック島訪問の想いが駆け巡る。