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台風Maysakが去って丁度2週間が経った。
島内のメーンロードは倒木も整理され、車も走れるようになったが、
街から遠い村々ではまだまだ電気も電話も不通のままだ。

特にパンの木やバナナが全滅し、自給自足の生活がメーンだった人たちにとっては、家も無く食べ者も無い深刻な状況となっている。
そんな中で、大きな力となっているのが現地に根ざしたボランティア活動だ。
小さな島国だが現地にもいくつかのボランティア団体があり、普段から様々な活動を行っている。

今、彼らが最も力を入れているのが被災者たちへの食糧援助だ。
ただし、海外からの支援でもなければ、お米やパンでもない。
チュークの伝統食の1つであるタロイモだ。
タロイモはパンの実と並んで、チュークの最も重要な食料である。

パンの木とバナナはほぼ全滅したが、タロイモは地下茎なので左程でも無い。
だが、塩害にあったり、強風で茎が折れたりしたタロイモは、2~3週間で芋がだめになってしまう。
今、そのようなタロイモを大量に掘り起こし、食糧難にあえいでいる被災者たちに配布しているのが、彼らボランティアの大きな活動の1つである。

海外からの援助に頼らない、現地ならではの的を得た援助活動だ。