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チュークは、ほとんどの人たちがキリスト教徒である。
中でも、旧教のカトリック、新教のプロテスタンがそのほとんどを占めている。
日本統治が始まる100年前にはすでに、チュークのほとんどの島々にキリスト教の教会が建てられていた。
日本時代に建てられ布教した教会も残っている。

最初に入ってきたのはプロテスタントだった。
いまから130年前の事である。
その時を記念して建てられた教会が写真の教会・ローガンメモリアルチャーチである。
かつて何度も改築改修を重ね、今また信者達の手で新しく生まれ変わった。
教会をクローズして改修工事が始まったのは、いまから5年ほど前の事だった。

島の中ほどにあるその教会の様子はいつも見ていた。
工事は遅々として進まず、いつ終わるのか、、、今年のクリスマスには間に合うのだろうか、、、といつも心配しながら眺めていたものだった。
それもその筈で、建築業者に依頼するのでもなく、手漉きの信者たちが細々とボランティアで行っていたのである。

そして、この度、やっと待ちに待った落成の日を迎えた。
教会の周りにはたくさんのテントが張られ、信者たちが持ち寄った贈り物が山と積まれている。
あちこちで歌や踊り、喜びの声が響き渡る。
時を経た分、信者達の喜びは例えようもなく、老若男女誰もが喜びに溢れていた。
真摯に神を信じる者たちの心の表現だ。

久々に目にした素晴らしい光景だった。