息子のヒロミ・21歳が日本の運転免許証を取得することになった。
ヒロミは日本国籍を有する正真正銘の日本人だが、21歳の現在までずーと海外生活だったため日本の免許証は持っていない。
ミクロネシア連邦チューク州の免許証を基に、日本の免許証を頂こうという訳だ。
日本に住んでる外国人達が日本の免許証を取得する比較的簡単な方法である。
かく言う私も、妻のカオルも、次男のユウも、この手でチャッカリ頂いた。
ヒロミは日本国籍を有する正真正銘の日本人だが、21歳の現在までずーと海外生活だったため日本の免許証は持っていない。
ミクロネシア連邦チューク州の免許証を基に、日本の免許証を頂こうという訳だ。
日本に住んでる外国人達が日本の免許証を取得する比較的簡単な方法である。
かく言う私も、妻のカオルも、次男のユウも、この手でチャッカリ頂いた。
まずは、妻・カオルの実家がある三重県運転免許センターに行って、試験の申請を出した。
ところが、このセンターにチューク州の免許証サンプルが無いという事で、申請が却下された。
同じミクロネシア連邦の、ポナペ州、ヤップ州、コスラエ州のサンプルはあるという。
チューク州もあるにはあるのだが、デザインが変更になって従来のものしか置いてなく、照会出来ないと言う。
すったもんだの末、現地・チュークから免許証を証明する書類を作ってもらって提出しなさいと言う事になった。
ところが、このセンターにチューク州の免許証サンプルが無いという事で、申請が却下された。
同じミクロネシア連邦の、ポナペ州、ヤップ州、コスラエ州のサンプルはあるという。
チューク州もあるにはあるのだが、デザインが変更になって従来のものしか置いてなく、照会出来ないと言う。
すったもんだの末、現地・チュークから免許証を証明する書類を作ってもらって提出しなさいと言う事になった。
さて、ここからは我々両親の出番である。
早速朝から出かけて、警察署の窓口に行き、事の詳細を説明する。
渋る担当のオッチャンをなだめすかしてなんとか書類を作ってもらうことに成功。
警察署長のサインももらった。
さあ、これでよし!!
勇んで出ようとしたら、几帳面な妻が、早速書類ミスに気が付いた。
最初からやり直しである。
でもまあ、自分のミスだと分かっているので、オッチャンも笑いながら作り直してくれる。
もう一度、所長のサインを貰って、スタンプを押し、ハイ出来上がり・・・。
早速朝から出かけて、警察署の窓口に行き、事の詳細を説明する。
渋る担当のオッチャンをなだめすかしてなんとか書類を作ってもらうことに成功。
警察署長のサインももらった。
さあ、これでよし!!
勇んで出ようとしたら、几帳面な妻が、早速書類ミスに気が付いた。
最初からやり直しである。
でもまあ、自分のミスだと分かっているので、オッチャンも笑いながら作り直してくれる。
もう一度、所長のサインを貰って、スタンプを押し、ハイ出来上がり・・・。
ところがカオルちゃんは、簡単には引き下がらない、
他にミスはないか、暗いカウンターの中で目を凝らしながら小さな文字を追っている。
『あった!』またしてもオッチャンのミス。
身長の数値が違う。
さすがのオッチャンも今度は気分も悪く素直では無い。
『月曜日に来てくれ!』と渋っている。
他にミスはないか、暗いカウンターの中で目を凝らしながら小さな文字を追っている。
『あった!』またしてもオッチャンのミス。
身長の数値が違う。
さすがのオッチャンも今度は気分も悪く素直では無い。
『月曜日に来てくれ!』と渋っている。
ところが・・・、今日は金曜日、今日のチャンスを逃すと、いつ出来るかわかったものでは無い。
というのは、いつもは留守がちな警察署長が今日は2階のオフィスにデンと構えている。
月曜日に出勤して来るとは限らないし、長期出張に出てしまうかも知れない。
そしてこう言う事はここでは日常茶飯事なのを、我々は良~く知ってるし、これまでも随分えらい目に会ってきたのだ。
というのは、いつもは留守がちな警察署長が今日は2階のオフィスにデンと構えている。
月曜日に出勤して来るとは限らないし、長期出張に出てしまうかも知れない。
そしてこう言う事はここでは日常茶飯事なのを、我々は良~く知ってるし、これまでも随分えらい目に会ってきたのだ。
スッタモンダの末、なんとか今日のうちに作ってもらうことになった。
またまた作り直してプリンターから出てきた書類を持って、所長のもとにサインを貰いに行く。
重厚な警察署のスタンプを手にとってオッチャンが押すのを固唾を呑んで見ている私たち。
〈よし、よし・・・〉と心の中で呟く私達。
よっしゃぁ~~!! 出来たぁ~~!!
オッチャンがこれみよがしにカウンターの中から書類を手渡す。
またまた作り直してプリンターから出てきた書類を持って、所長のもとにサインを貰いに行く。
重厚な警察署のスタンプを手にとってオッチャンが押すのを固唾を呑んで見ている私たち。
〈よし、よし・・・〉と心の中で呟く私達。
よっしゃぁ~~!! 出来たぁ~~!!
オッチャンがこれみよがしにカウンターの中から書類を手渡す。
『もう間違いはないか?』
オッチャンがデスクの上でパソコンをのぞきながら我々に話しかける。
暗いカウンターの上で、カオルが必死になって文字を追う。
『いいみたい・・・』カオルが呟く。
暗くてよく見えないし、いくら何でももう大丈夫だろう、と言う気持ちが2人の心を支配する。
『OK! いいよ!』
オッチャンに礼を言って外に出た。
オッチャンがデスクの上でパソコンをのぞきながら我々に話しかける。
暗いカウンターの上で、カオルが必死になって文字を追う。
『いいみたい・・・』カオルが呟く。
暗くてよく見えないし、いくら何でももう大丈夫だろう、と言う気持ちが2人の心を支配する。
『OK! いいよ!』
オッチャンに礼を言って外に出た。
『良かったね、良かったね!』と帰りの車の中で、今日の奮闘ぶりをお互いが称え合う。
日本に居るヒロミとスカイプで話しながら、書類を見ていたカオルの表情が一瞬曇る。
そして落胆の表情・・・。
ヒロミと話しながら、私に向かって例の書類を盛んに叩いている。
『えッ!!』まさか・・・!
あった! まだミスがあったのだ。
日本に居るヒロミとスカイプで話しながら、書類を見ていたカオルの表情が一瞬曇る。
そして落胆の表情・・・。
ヒロミと話しながら、私に向かって例の書類を盛んに叩いている。
『えッ!!』まさか・・・!
あった! まだミスがあったのだ。
暗いカウンターと、オッチャンにすまないと言う気持ちと、まさかもう無いだろうと言う安易な行動がまたしてもミスを重ねてしまったのだ。
しかも2箇所、、、国籍と出生地がチュークになっていると言う決定的なミステーク!!
自分の愚かさをつくづく痛感する。
しかも2箇所、、、国籍と出生地がチュークになっていると言う決定的なミステーク!!
自分の愚かさをつくづく痛感する。
月曜日に持っていくオッチャンへの手土産を何にしようかと考えている。
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