イメージ 1

今回のミクロネシア直行便は、ミクロネシア連邦政府、とりわけ在日ミクロネシア大使・ジョン・フリッツ氏をはじめ、ミクロネシア大使館員達の大変な努力のもとに実現した。

ジョン・フリッツ大使は、今回チュークを訪問した相澤ファミリーの一員で、チュークの日系3世にあたる。
かつて、日本のマスコミでも盛んに取り上げられ話題になった、南の島のプロ野球選手、故ススム・アイザワ氏(日系2世)の甥にあたる。
日本語も堪能な彼は、森喜朗氏はじめ日本の政財界にも通じており在日本大使としてはうってつけの人材と言える。

そしてもう一人、今回の直行便のコーディネーターとして、その手配から、ポンペイ、チュークでの公式行事の通訳、また、森・元総理の専属の通訳として寝食を忘れ大活躍した1人の若き日系人がいる。

クニオ・32歳。
チューク生まれの彼は、高校卒業までチュークで育ったあと、一念発起して単身日本に渡る。
アルバイトをしながらの10年間に及ぶ苦学の末、日本語を習得。ミクロネシア大使館に就職する。
チューク語、日本語、英語を自由に操り、母国要人訪日の際は通訳としてその任にあたる。

そして今回、森・元総理の通訳として、またミクロネシア連邦の公式通訳として、ポンペイ、チュークに随行した。
そのウイットに富んだ通訳振りは、内外の人達の賞賛を浴びた。

森氏ご一行がチュークを離れる最後の昼食会。
一行の出発準備に追われて随分遅れて会場に駆け込んだ直後、掛かってきた電話に応答する。
その声を聞いた森・元総理、後ろを振り返る事も無く
『懐かしい声がするなー、クニオの声を聞くとホットするよ!』

そのお言葉に、思わず目頭が熱くなった。

日本名・末永邦雄。

我息子である。

トンビが鷹を生んだとはこの事か・・・。