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チューク(トラック)諸島の主食は、パンの実やタロイモである。
日本人のお米に相当するもので、これには当然オカズと称されるものが必要だ。
それには、魚介類や肉類などの生ものに対して、彼ら独特の保存食もある。
その代表的なものが、日本でもよく見られる干物だ。

遠く離れた離島や無人島等に行くと、このような干物作りに良く出会う。
新鮮な魚やタコをたっぷりの塩で付け込む。
日本人の好む〝甘塩”なんて物では、この熱帯の島ではすぐに腐ってしまうからだ。
そうして一昼夜漬け込んだ魚やタコを、木の枝で組んだ棚に並べて天日干しにする。

熱帯の強烈な太陽の下、数日で立派な干物が出来上がる。

現地食のパンモチにぴったりの貴重なオカズである。