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現地語で、生地(布地)の事を『キレ』と言う。
日本時代に使われた“布”がそのまま現地語になった言葉だ。

そして、今も街のストアーには、キレがたくさん売られている。
安いものは、1ヤード(反物)1ドル位の物から様々である。

女達はそんなキレを買い求めて、家族や自分達の為に服を作る。
当然、手縫いとなるのだが、そんな彼女たちの強い味方がミシンである。

ところが、ここチュークでは、モエン島の一部を除きすべての島に電気はない。
従って、現在の電動ミシンは使えない。
今も、昔ながらの足踏みミシンが幅を利かせている。
街のストアーには、日本製の足踏みミシンがズラッと並べてある。
そして、どんな離島に行っても、家の軒下などに足踏みミシンがちょこんと置いてあったりする。

先週、久し振りに訪れた離島の庭先でも、この足踏みミシンを使って服を作っている光景を見かけた。

ちなみに、このミシンの事を現地語で『ミシン』と言います(*^_^*)