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『何か、美味しいものを食べた~~~い!!』

いつも妻のカオルが叫んでいる言葉だ。
暗に、美味しい日本食を意識して言っている言葉でもある。

口の肥えた日本人にとって、こんな文明から隔絶した南の島では、日本食どころか、『美味しい』と感じる食べ物はそうそう口には入らない。
そんな事もあり、時々は色々な物を作ったりもしてみるが、道具も材料も少ない南の島ではそれにも限界がある。

でも幸か不幸か、我が奥様は魚介類が大好きで、時折食べる新鮮な魚介類が彼女の食嗜好を和らげてくれる。
中でも、小イワシのマリネは大の好物なのだが、このところトンとご無沙汰していた。
街のストアーや市場にもあるにはあるのだが、現地人向きの味付けと衛生面で、イマイチ手が出ないでいた。
そろそろ小イワシが出回る頃だなあ、と思っていたそんな時、現地人が、投網で取ったばかりの小イワシをビニール袋いっぱいに持ってきた。
どうも妻が知り合いの現地人に頼んでいたらしい。

彼女は今にも、もう食べたい! とばかりにルンルン気分でいる。
だが、だが、、、チョット待ってくれ!!
これを料理するのは大変な手間がかかるのだ!!

400匹はあろうかと言う小さなイワシの鱗と頭を落とし、はらわたを取って、一匹、一匹、きれいに洗っていく。
さばきおわるまで丁度2時間・・・
酢と砂糖と生姜と島唐辛子で作った中に付け込んで、12時間・・・。

と、思いきや、奥方は漬け込んだばかりの小イワシを口に放り込んで早速チェック。
ん・・・、これならOKと、冷蔵庫にしまいこむ。

そして今日のお昼、早速熱いご飯をお供に、2人でなんと軽~~く50匹をたいらげた!!
もっと食べたい御飯をグッと我慢する。
ご飯を借りてきてでも食べたいと言う、瀬戸内地方の“ママカリ”を思い出す。

そして私も今夜は、ママカリビールで至福のときを過ごした・・・