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グアムから南東に1000キロ。飛行機でわずか1時間40分。
チューク諸島を訪れた人たちは、その僅かな時間距離からは想像もできない程豊富な自然に、
一応に感嘆する。
島々は濃い緑におおわれ、海には原始の大自然が広がっている。

チューク諸島には、古来より海の自然を守ってきた独自の掟がある。
チューク諸島の海は有史以来、各一族・一族の支配のもとに管理されてきた。
一族の有力者が亡くなると、その領有地(海)を一定期間立ち入り禁止にする。
それは現地語で『メチェン』と呼ばれるもので、メチェンに指定されると何人(なんぴと)たりとも、その海域への出入りは禁じられる。
海に生きる彼らは、海は決して無限ではなく、守るべき領域であることを知っていたのだ。
そうして今日まで海の資源を守り育んできたのである。

世界中の海が自然を失っていく中、チュークの海は今も原始の姿をとどめている。

メチェンの海に拍手を送ろう。