この台風はチュークの北側の海域で発生し、停滞したまま巨大な台風に発達していった。
この台風がチュークを離れる時、その暴風雨直径は1000キロにも及んだ。
その当時、サイパンやグアムにいる同業者に台風警戒のメールを送ったのを覚えている。
そして、この巨大台風は、チュークにあったミクロネシア随一の無人島を跡形もなく消し去ってしまった。当時、日本人観光客の殆んどが訪れていたプサモエ島である。
あれから5年・・・。
今またプサモエ島があった同じ場所にビーチが広がり、早くも涼をとれるほどの緑が広がっている。
プサモエ島の復活だ!
今年になって何度か、この新プサモエ島を訪れた。
そしてそこで面白い光景に出くわした。
小さな島を覆うようにして、2~3mの高さの木々が茂っているのだが、
その木々の枝と言う枝の先端に、なんと大きなヤドカリ達が所狭しと居座っているではないか!
もともと、ヤドカリは日陰を好み、日中は大きな木の下や岩陰に潜んでいる。
誰もやってこないこのプサモエ島では、彼らはせっせと木に登り、涼しい木陰を発見したに違いない。
小さな枝の先端まで登って、木の葉っぱの下で、涼しい風にあたっている。
ヤドカリが木に登るのは、これまでも良く見る光景ではあったが、これほどまでに見事な集団は初めてである。
プサモエ島の木登りヤドカリ族、一見の価値ありだ!!
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