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私のブログに時々、“山口多門”の名で投稿してくれている人がいる。
彼は大の戦記マニアで、ここトラックにもすでに20回ほど訪れている。

トラックはご存じ日本海軍の一大基地があったところだ。
広大なトラック環礁には、多数の艦船と飛行機が沈んでいる。
彼『山口多門』は、トラックを訪れる毎にそんな沈船や飛行機に潜っては当時の世界を眺めている。
彼の頭の中は第二次大戦の生き字引で、私が困ったときにはいつでも何でも即座に答えてくれる。
私の、トラック戦記にまつわる外付けハードディスクのようなものだ。

その彼は、名将・山口多門を崇拝し、多聞の愛したゼロ戦をことのほか愛している。
トラックの海には数多くのゼロ戦が眠っている。
海の中のゼロ戦に飽き足らず、本物のゼロ戦に乗りたい一心でアメリカに出向き、軽飛行機のライセンスも取得した。彼の握る操縦桿はもはやゼロ戦以外の何物でもない。
彼の家に行けば日米の艦船が停泊しており、山口多門の指揮したミッドウエー海戦を、いつでもシュミレーションできる。

いつも絶妙コンビの相棒と2人でトラックを訪れ、65年前の世界にタイムスリップしては、悦に入っている好漢でもある。
そして今日もまたトラックの海に潜り、太平洋に眠る山口多門の雄姿を追い続ける。