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先週末から昨日までのマルっと一週間、電話が不通でインターネットもFAXも使えず、正にお手上げの状態が続いた。
ここチュークでは、インターネットも加入電話回線を使用しているので、電話がストップすると大変な事になってしまう。

不通になってからの毎日、電話局に日参して修理を依頼するのだが
その度に、OK! OK! 『明日行くから・・・』『今日行くから・・・』の繰り返しで、とんと来てくれる様子もない。
木曜日には、『朝一番でそちらに行ったから』と言うので待っていたがやはり姿を見せない。痺れをきらして、また催促の電話すると、『今、他をやっているから、それが終わったらそちらに行く』と言う。
結局、この日も待ちぼうけをくらった。

電話回線が不通の時は、往復15キロ近い電話局までパソコンを持って、毎日・毎晩メールの確認に行かなくてはならない。
もし、金曜日に来なければ、週末に入って、最悪、2週間もこの状態が続く事も考えられる。
インターネットはもちろん全くやれない。

さて、金曜日(昨日)の午前、こちらに寄こす、と言ったラインマン(工事担当者)がやはり来ない!
ついにこちらも意を決っして、ラインマンのジョーを追跡をすることにした。
私が、家に待機して、妻のカオルが、電話工事の車を探し回る。
立場が逆のようだが、女系社会のチュークでは女の権限がとても強い。
女が行って直接交渉した方がうまくいく。

島内を走り回って、ついにラインマンの作業車を見つけた。
追跡していると、メーン道路から離れて山間部の村の方に入っていく。
作業車はトラックだから行けるが、カオルの車は乗用車、とてもついて行けるところではない。
仕方がないので、山道から出てくる道路で待つ事に・・・。

そして待つこと小一時間、作業車が現れた。
また追跡を開始する。
ところが、作業車はうちの方向ではなく、電話局の方に帰りだした。
それもそのはず、彼の終業時間まではあと2時間しかない。
しかも今日は週末の金曜日、チュークの常識からすると、今日の仕事はこれでジ・エンド!! 終わりだ!!
途中、ジョーが店に寄ったのを見計らって、さっそく捉まえる。
事情を説明し、なんとか家に来てもらうよう交渉が始まった。
彼の説明によると、うちの前に先客が山ほどあると言う。
ジョブオーダーの書類を見るとなるほど、うちの分はずっと下の方だ。
ところがこれであきらめる奥さんではない!
それを承知で、ラインマンを口説いていく。
遂にラインマンのジョーも根負けして、また6キロの道のりを引き返した。

かくして、1週間ぶりに我が家の電話も復旧した次第である。