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世界各地で米騒動が起こっているが、こんな太平洋の孤島にまでその波は打ち寄せ始めている。先月、島からライスが消えて1ヶ月後、新たに入荷したお米の値段に島の人達は一様にショックを受けた。
なんと一気に70%から80%もお米の値段が高騰したのだ。最近ではライスを袋のまま売っているストアーは少なく、どのお店もビニール袋に小分けして販売している。
トラック島出身のモリ大統領からは、国民に『ローカルフードを食べなさい』と、異例の通達も出とか。
かつて、戦後の困窮の時代、日本の池田首相が国民に向って『貧乏人は麦を食え』と言った言葉はあまりにも有名だが、現金収入の少ない南の島の人達には、昨今のガソリン高騰と言い、大変頭の痛いことではある。若い人達を中心に、お米の食生活が徐々に浸透し始めた南の島では大きな問題である。
しかし、チュークには幸い全島民が食べても余りある程の豊富なローカル食がある。
今は、池田首相の言ったように『分相応の暮らしをしなさい』、と言う事かも知れない。