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今年もまた卒業式のシーズンがやってきた。
今は長い夏休みを直前に控え、毎日のように何処かの学校で卒業式が行なわれている。
今日はザビエルハイスクールの卒業式に出席してきた。
我が家からは去年入学した1年坊主がいるだけだが、在校生の親ということもあり、
いつも招待状が届く。
しかもその招待状にはいつも別冊付録がついている。
『お寿司とソフトドリンクをお願いします』と言うものだ。

現在日本の大学に行っている長男から始まって、去年卒業した次男、そして現在の三男坊まで、
毎年、毎年、このお寿司のリクエストが来る。
チューク諸島の卒業式はとても派手なもので、式の後には必ず昼食と夕食のパーティーがある。
ところがその数が半端ではない。
父兄や関係者・その家族、全校生徒を入れるといつも優に500人は超える人数となる。
そのパーティーの食べ物や飲み物などを全て父兄やスポンサーで調達する。

案の定、最初の長男の卒業式には、何と500人分の寿司をリクエストされてしまった。
チュークの人達ならまだいい、人手が幾らでも居るからだ。
我が家ときたら、私と妻の2人しか居ない。しかも通常は仕事もあるし用事もある。
そしてオマケに卒業式なんだから、我が息子の式にも出席しなければならない。
こんな状況下で、500人分の寿司を作って持って来いと仰る。

しかし、日本人の律儀さと責任感からやりました!
500人分になったかどうかは知らないけど、50ポンド(23キロ)のお米1表を一夜のうちに炊き上げて
そのために買ってきた洗濯用の大きなタライ2つに山盛りの散らし寿司を作って運び込んだものです。

それからというもの、卒業式になると、招待状にいつも例の別冊付録が付いてきます。
しかし、私達も学習をしました!
何も500人分にこだわらなくてもいいんだと、、、、。
そして今日のパーティーには、大きなお盆に2つ分の巻き寿司とソフトドリンクの差し入れでした。