イメージ 1

世界最大のトラック環礁に世界最大級の豪華客船が入港した。
日本が世界に誇る『飛鳥 Ⅱ』だ。
日本ーオセアニアの往復航路の終盤、ニューカレドニアのヌーメアを出港した飛鳥Ⅱは、約1週間の航海を経てトラック環礁モエン島沖に錨を下ろした。
約650名のお客様の殆どがブルーラグーンリゾートの専用桟橋から上陸し、久し振りの南の島の休日を堪能した。650名の日本人観光客と言えば、ほぼ1年間の日本人観光客の総数に匹敵する数である。
お陰で、ブルーラグンリゾートのビーチは日本人観光客の姿で溢れ、かつて無い異様な光景に包まれた。
かつて無い光景と言えば、これほどの巨大船舶が投錨したのも、戦後初めてのことである。
総トン数4万9000トン。
かつての日本海軍連合艦隊の旗艦であった、戦艦大和、戦艦武蔵、以来の巨艦の入港である。
当時のトラック環礁には、このような巨艦群が所狭しとひしめいていたのだ。
そして今、忌まわしい戦争の軍艦達に替わり、平和の象徴である豪華客船の入港は、平和を取り戻したミクロネシアの現在の姿を象徴するものでもある。