チュークの島々はいつも緑一色である。椰子の木やパンの木、マンゴウの木などが生い茂り、南の島は緑の島と言ってもいい程だ。そんな季節感の乏しい南の島にあって、唯一、紅葉・新緑を繰り返す珍しい樹木がある。しかも1年に2回、決った時期に紅葉し、芽吹き、萌えるような新緑を迎える。
現地名をモクモク、日本名はモモタマナ、あるいはシマボウと言う。
現地名をモクモク、日本名はモモタマナ、あるいはシマボウと言う。
その紅葉から落葉、芽吹きから新緑に至る期間はあっという間で、ついこの前紅葉していた、と思っていたら、いつの間にか大きな木全体が新緑に覆われている。2回の落葉・新緑を繰り返すうち、やはり2回、胡桃に似た実をつける。外国では、Sea Almond, Tropical Almond, Country Almond, などと呼ばれ、その名の通りナッツとして食用とされる。チュークの子供達がこの実を石で叩き割って、中身を食べている光景をよく眼にする。子供達の大好きなおやつでもある。
実の中にはタンニンを多く含み、皮革のナメシ剤として用いられ他、薬用、食用、染料、硬材としてなど、広範囲に利用される貴重な樹木でもある。
実の中にはタンニンを多く含み、皮革のナメシ剤として用いられ他、薬用、食用、染料、硬材としてなど、広範囲に利用される貴重な樹木でもある。
モモタマナの枝は同じ場所から放射状に広がる性質があり、枝葉は傘のように広がっている。
英語で通称、アンブレーラツリー、と言われる所以である。このように枝葉が広く大きく広がるところから、人が良く集まる公園や学校、教会や民家の周りなどによく植えられている。
モモタマナはムー大陸の伝説資料にも出てくる。その名前をタリサイと言う。
かつてムーの人々は、家を作るとき、必ずタリサイの巨木がある場所を選んだとされる。
その下にテーブルをしつらえ、イスを置き、一家の寛ぎの場所とするためだ。
古代人の憩いの場となり、彼らの集会場ともなったと言われている。
そしてその『タリサイ』の名前は、マリアナ地方の呼び名でもある。
英語で通称、アンブレーラツリー、と言われる所以である。このように枝葉が広く大きく広がるところから、人が良く集まる公園や学校、教会や民家の周りなどによく植えられている。
モモタマナはムー大陸の伝説資料にも出てくる。その名前をタリサイと言う。
かつてムーの人々は、家を作るとき、必ずタリサイの巨木がある場所を選んだとされる。
その下にテーブルをしつらえ、イスを置き、一家の寛ぎの場所とするためだ。
古代人の憩いの場となり、彼らの集会場ともなったと言われている。
そしてその『タリサイ』の名前は、マリアナ地方の呼び名でもある。
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