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バナナ。ヤシの木と共に世界中の熱帯域に分布し、世界中で最も多く生産され、最も多く食べられているという植物であり、果物である。このチューク地方も例外ではなく、島のいたるところに栽培されている。パンの実、タロイモ、と並んで最も重要な植物の1つである。大きく分けると、フルーツとして生で食べるものと、調理して食べる物とがある。それぞれに沢山の種類があり、時にはおやつに、あるいは副食に、そして主食にと、現地人にとっては無くてはならないとても貴重な食べ物である。
調理用バナナはクッキングバナナと呼ばれ、蒸したり、焼いたり、またはすり下ろしてダンゴにしたり、タロイモやタピオカ等と混ぜて料理したりする。果物として食べるものは、数百本もの実をつけた大きな枝を軒下につるし、熟れたものから順に取り、おやつに主食にと、みんなで食べている。
熟れたバナナと言えば、すぐに黄色のバナナを思い浮かべるが、実は、紫のバナナ、緑のバナナ等、色々のバナナがある。形も様々で、ビール瓶ほどの大きなバナナ(キングバナナ)があれば、ごく小さなバナナ(モンキーバナナ)があり、指のように細長いバナナ(レディースフィンガー)や、ちょっと触っただけでも房から零れ落ちるほどに柔らかな甘く香り高いバナナ(香水バナナ)等がある。
チューク地方で最も好まれているバナナはフィジーバナナと呼ばれているフルーツバナナで、皮が薄く、香りもよく、酸味と甘みが程よくミックスしたの絶妙の味である。形も小振りで、絶好のおやつとして
子供から大人まで好んで食べられている。南の島のバナナは、我々外国人にとっても、貴重な果物であり
食べ物である。