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島の中を歩いていると、沢山の子供達を見かける。
食糧の豊富なこのチューク諸島では子供の数がとても多くて、どの家でも10人以上は居る。私の知っているある家族に至っては、子供の数なんと24人というのがある。いとも簡単に養子をやったり取ったりと言う事もあるが、それでもこの夫婦の間に生まれた子供は17人を数えると言う。このモエン島は小さな島だが、人口はとても多くて、人口密度は1000人近くもある。同じ面積の小笠原の父島では、人口密度が120人位なのと比べると、如何に人口が多いかがわかるだろう。

それは洗濯物の数を見ても一目瞭然だ。色とりどり、様々なサイズの服が、この家は洗濯屋さんではないか? と思うほどにずらずらっと干してある。小さな渓流や共同の井戸の周りでは、いつも若い娘達が洗濯をしている姿を見かける。モエン島の一部では、コインランドリーも少しずつ普及し始めてはいるが、彼らの洗濯はまだまだ、昔ながらのタライと洗濯板を使ってのものが圧倒的に多い。
離島の方に行くとその洗濯板もあまりなくて、棒切れや板切れでバンバンと叩きながら服を洗っている光景を良く見かける。女達が水場に集まり、楽しそうに話をしながら洗濯をしている姿は、遠い日本の昔を思い出して懐かしい。