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4月も間近になって、日本では春の訪れを知らせる便りが方々から聞こえている事だろう。
一方、季節感の乏しいこちら南の島にも、春を連想させる幾つかの事柄がある。

島のあちこちに咲き始めた南洋桜もその1つである。本家のか弱い花びらと違って、真っ赤な土派手な大きな花が樹木全体を覆いつくすほどに咲き乱れている。 港のローカル市場には、マンゴーやパンの実などの季節を告げる果物や食べ物も日毎にその数を増やし始めている。 12月以来荒れ続けていた海も、4月の声を聞くと少しずつ風もおさまりはじめ、日本の三寒四温よろしく、穏やかな海も時々顔を覗かせるようになる。 そしてこの頃になると、学校ではそろそろ春休みに入る頃でもある。日本の学校とはチョット違って一斉に休みに入ると言う事も無く、学校によってそのスケジュールはマチマチである。
 我が息子の通うSDAスクールも今日から待望の春休みに入った。その春休みに先立って、昨日学校のスプリングコンサートが開かれた。丁度御客様も無い時だったので、妻のカオルと連れ立って見学に行ってきた。舞台には、椰子の葉と季節の花をあしらったステージがセットされ、日本を始め世界中の春の景色がそのスクリーンに映し出されている。そんなステージをバックに子供達の春の歌声が館内に元気良く鳴り響く・・・。 春を告げると言うには余りにも季節感に乏しいこんな小さな南の島でも、子供達は春を想い、春を感じ、春を謳歌している。 思いっきり歌い、思いっきり踊っている子供達の姿は春そのものであった。