2011年05月

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チューク州議会の建物が全焼・焼失してしまった。

チューク州は、ポナペを首都とする4つの州からなる連邦国家・ミクロネシア連邦の1つの州である。
人口は6万人、全人口12万人のミクロネシア連邦の半分を占める。

日本や先進国だったら大変な問題になったであろうが、以外や島人達はいたって暢気なもので、左程困った様子も見受けられない。
これもまた国民性によるものなのか、それとも最近とみに堕落している政治に影響しているものなのか。。。

10年ほど前にも正月早々に政府の土地管理事務所の建物が全焼し、金庫室に大量に保管されていた土地台帳が焼失した事がある。
この時も、政府の呼びかけで自己申請行う人たちを良く見かけたが、元来が自給自足の生活が基盤となっており、電気も道路もない、水道もガスもない生活が当たり前の人たちの取っては、議会のビルが焼失したといっても、左程驚く事も心配する事も無いのかもしれない。

平和な南の島を実感している今日この頃である。

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日本の車検制度は、その厳格さに於いて世界に冠たるものがある。

そしてここ、ミクロネシア・チュークの車検制度もまた、その寛容さでは世界に冠たるものではないかと思う。

ただし、チュークの車検は1年に1度(要するに毎年!)。

車を購入し、警察署に登録した日が翌年の車検日となる。
日本と違い、新車であろうと、どんなオンボロであろうと登録日が来ると車検をとる事になる。

その車検内容と言えば・・・、、、(@^^)/~~~

①ブレーキ
②電気系統(ヘッドライト、ウインカー、ブレーキランプ)
③クラクション

これだけで『OK』だ!!

乗用車タイプであれば、25ドル!!
ワンボックスタイプで50ドル、バスでも100ドルで、1年間OKとなる。

トラックに荷台が無かろうが、窓ガラスが破れていようが、ボディーがデコボコに壊れていようが、ケセラセラ!

要するに、基本的に走る機能を満たしていればOK、と云う事だ。

どこぞの金もうけ主義に基づいた車検とは雲泥の差である。

かくて、写真のような車が堂々とパトカーの前を走る事となる。

老いて益々盛んとはコノ事か・・・(*^_^*)

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我が息子2人が現在ハワイの大学と高校に行っている。

アメリカなので、5月が終業&卒業である。
9月の新学期に備えて、学校に提出する残高証明が必要となる。

向う1年就学するに及んで、親に学費の支払い能力があるか、と云う証明書である。

毎度の事なので、妻のかほるが早速銀行に行って、残高証明書の作成を申請した。
あいにく、いつも作成してくれているマネージャーが居なくて、カウンターの銀行員が対応した。
この10年位いつも顔を合わせている女子行員だ。

翌日、もう出来ている頃と思い、かほるが銀行のカウンターに行き、
『頼んでおいた残高証明、出来た??』と聞いた。

その女子行員は、『申請者の名前が特定できないから作成していない』と云う。

『えっ!!??』
『スエナガよ!』
『昨日、来てたじゃない!!』
と、かほる。

『でもこれは、タカユキスエナガ』
『スエナガではないよ!』
『私は、スエナガ、は知っているけど、タカユキスエナガ、と言う人は知らない!』
と、女子行員。

『タカユキ、はファーストネーム。スエナガ、はラストネーム』
『私は、カオル スエナガ』
『私の旦那さんでしょう! いつも話して会っているじゃない!』
と、かほる。

『あの人は、スエナガ。知っている。』
『でもこの人は、タカユキスエナガ。タカユキスエナガ、はどこに居るの??』
と女子行員。

もうこうなったら怒るより、笑うしかない!!

『昨日、主人も何回も来たけど、埒が明かなくて、別の人に頼んで今日作成してもらうように頼んでおいたのよ。』
『でも今日主人は、仕事で海に行っている。今日しか時間が無いから私が来たの。』
『いつも、マネジャーには私が代行で作ってもらっているから、何とかして!』
と、かほる。

それでもその女子行員は書類を作ろうとしない。

『あのね、あなた私達の子供を知っているでしょう!! ヒロミは、ヒロミ スエナガ。ユウは、ユウ スエナガ。』
『タカユキ スエナガ、は私達のお父さん。解るでしょう!!』
と、妻のかほるは怒りを通り越して、説明する。

くだんの女子行員は、他の行員に話を持っていき、何とか納得した様子だ。

海から帰って来た私を待って、これが話さずにはおれようか! と一気にまくしたてた妻であった。

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今日、明日でG・Wも終わり、一息ついている。

ところが、ここチュークでは、週末に世界中からのダイバーが押し掛け、正に日本のG・Wのような様相を呈している。
昨日だけでも60人以上のダイバーがブルーラグーンダイブショップにやって来た。
13隻あるダイビングボートもフル稼働で、G・W第二弾! と言ったところだ。

チュークにはアメリカ人だけでなく、世界中からダイバーがやって来る。
お目当ては、沈船を主体としたレックダイビングだ。

かつての太平洋戦争で日本の艦船がたくさん沈められた。
その殆どが、トラック環礁内30~70mの海底に数多く眠っている。

現在の日本では、容量の少ないタンク1本で、しかも水深は20m以内、と云うダイビングが主流である。

ところがここチュークでは、水深30~40mは序の口で、連日、50、60mのダイビングが普通に行われている。
しかも外国人ダイバー達は、その殆どがダブルタンクを背負ってのダイビングである。

こんなダイビング条件を満たしてくれるダイビングショップやダイビングポイントは、世界でも非常に少なく、
アメリカをはじめ、世界中のマニアックなダイバー達の間でチュークの人気が高い理由もここにある。

アメリカが設定する、『世界のダイビングスポット・ダイビングショップ、ベスト100』と云うのがある。
チュークは、このベスト10の常連であり、2004年には、なんと、世界のNO-1に選ばれた。

チュークの人たちはあまり働かない、と云うのが定番だが、どっこい、ブルーラグーンダイブショップの面々は、
いつも、我々日本人以上に働いている。

あと、一週間、頑張れチュークの戦士たち。

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