2010年08月

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

チュークの子供達は、自然と遊び、自然の中で生きている。

島の中を歩いていると、そんな子供たちに良く出会う。

海で遊ぶ子供達は、遊びの中で海を学び、海からの糧を得る術(すべ)を覚える。

山で遊ぶ子供達は、遊びの中で自然を学び、自然界から糧を得る術を覚える。

素足で山野を駆けめぐり、木に登り、海で泳ぐ。

ナイフを片手に、火をあやつる。

これらはすべて子供達にとっては楽しい遊びであり、将来生きていく為の大事な技でもある。

そうしてチュークの子供達は、自然の中から生きる知恵を学びながら育っていく。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

今、ご紹介中のオシドリ夫婦の釣り日誌、その3日目。

『今夜は、キハダマグロの兜焼きを食べたいなア~』と言う事になり、沖合のトリヤマでジギングに挑戦。
トリヤマまで来ると、肝心の海鳥達は、羽を休めて海面でカモメの水兵さん状態・・・。

でも、さっきまではボイルしていたトリヤマ、きっとこの周りにはまだキハダマグロが廻っているはず・・・。
そう信じて早速ジギング開始。
ラインを150m程出して、一気に巻き上げてくる。

ミカコ夫婦に混じって私も久しぶりにジギングロッドを握った。
1回目は全員が空振り。
こんな時には4、5回は入れる事にしているので、やる気満々で2本目を投入。

水深100m位でとてつもなく強い重いアタリが来た。

大物のキハダか?? それとも巨大サメか??

ラインが“ギリギリ”と言う嫌な音を立てながら少しづつ出て行く。
重くてリールが全く巻けない。
キハダなら猛烈なスピードで走るはずだが、それも無い。
サメならやはり重くて強い、サメ特有の動きがあるが、それも無い。

バショウカジキ(セールフィッシュ)の可能性も考えたが、それは無い。
ヒットした水深が深すぎるし、その後の水面での走りやジャンプも無い。
それよりも何よりも重すぎる・・・。

頭の中を4年前の光景がよぎる。

やはりジギングの真っ最中。
同じようなアタリの後、徐々にラインのスピードが増し、目の前で巨大な魚がジャンプした。
そして、一瞬でラインブレイク。

ブルーマーリン(カジキマグロ)だ!!

吐き出されるラインのスピードが段々と速くなる。
もう、ヤツしか考えられない。
間違いない!
ブルーマーリンだ!!

ボートに指示を出し、魚を追って行く。
ラインを緩めることなく、適度にテンションを掛けながら少しづつ巻きあげて行く。
出て行くラインのスピードが段々と速くなり、水面近くを走るラインの前方100m位のところで巨大な魚がジャンプした。

これで万事休すか??
4年前の光景がまた頭をよぎる。

居る!!
繋がっていいる!!
1回目のジャンプに非力なタックルが何とか持ちこたえてくれた。

ロッドはTENRYUのジギングロッドSP-50/5.5フィート、リールはペンのスピニング9500番、ラインは6号PEでリーダーは200ポンド。この怪物と戦うには余りにも頼りない装備だ。

元来が50キロ前後のサイズを想定したタックルで、200ポンドのリーダーを除いては、ちょっと心もとない。
トローリングの丈夫な仕掛けなら、ボートを止めずに引き寄せる事が出来るが、今日のジギングタックルではそれは不可能。
ボートを止めると、ヤツはどんどん深場に潜り込んでいく。

見たところ、推定・300キロ(600ポンド)はあろうかと言う、正真正銘のブルーマーリンだ。
潜られてしまってはラインが持たず、もう勝ち目はない。

潜られる前にボートを近づけ少しでも距離を縮めていく。
相変わらず重いが、少しづつ確実に巻きあがって行く。

しめた! 魚がこちらを向いたようだ!

どんどん巻きあがって行く。

ラインがまた上向きに走り始める。
ぐんぐんとスピードを増す。
2回目のジャンプに入る態勢だ。

50mほど前で大きくジャンプした!
みんなの歓声が上がる。

今度こそあきらめていたラインがまたしても持ちこたえた!!
柔よく剛を制す・・・、柔らかいロッドが功を奏しているようだ。
もうここまでくれば心配だったラインシステムも、フッキングも完璧だった。
あとはラインがどこまで堪えられるかだ。

奴はもう目の前だ!

まだゲームが出来る!!

言いようのない感動がこみ上げてくる・・・。

このまま潜られなければ何とか勝負できるかもしれない・・・。
頭の中で取り込みの時の事を考え始めていた。

今あるギャフではとても役には立たない・・・。
ギャフをアンカーロープに繋ぎ、奴に打ち込むしかない。
そろそろクルーに指示を出さなければ・・・、そう考えていた時、恐れていた事が起こり始めた。

ズンズンとラインが深場に引きずり込まれていく。
全くリールが巻けない。
ドラッグを締めるが、全く効果は無い。
あまり締め込むと、ロッドもラインもリールも限界を超え、破壊されてしまう。

もう一度、奴が止まってこちらを向いてくれるのを待つしか方法がない。
それでもラインは止まらず、どんどんと深海に向かって吐き出されていく。

重い、とてつもなく重い・・・。
頭の中は、いつラインが切れるか、あとどれだけファイトできるか、、、と言う事ばかりだった。

そんな矢先、静まり返った船上に『バシッ!!』と言うラインのはじける鋭い音が響いた。
ボートの上で、一斉に漏れるため息・・・。

不思議と疲れは感じなかった。
悔しさよりも、さわやかな爽快感が体全体に広がって行くのを感じる。


もう2度とこんなチャンスは無いかもしれない。
心から海に感謝の気持ちが湧いてくる。

今日はありがとう・・・。


※※※ 動画をご覧になりたい方はこちらまで・・・音声入りです(@^^)/~~~
    
    ↓    ↓    ↓

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

もう、10年以上も釣りに通っている友人の夫婦がいる。

昨年は、旦那様の都合でツアーがドタキャンになり、今回は2年間の募る思いを抑えに抑えて、満を持しての乗り込みとなった。
奥様のミカコさんからの最後のメールには、『いよいよ決戦の時がやってきました!!』と綴られていた(@^^)/~~~

そうして迎えた6泊7日の今回のツアー、中・5日の夫婦決戦の火ぶたがいよいよ切られた。

初日、第1投目からミカコさんのルアーに大きなしぶきが襲いかかる。
早くも大物のバラフエダイをゲットだ。
その後も、指をくわえる旦那さまをしり目に次々と大物をゲットしていく。

2日目、3日目もミカコ譲の快進撃は止まらない。
大型のカスミアジや、待望のGTなどを次々とゲットしていく。
狙った獲物は逃がさない!!

それに引き換え、度々チョイスはあるもののなかなかゲットには至らない旦那様。
目の前で次々と炸裂する愛妻のルアーに意気消沈・・・。
キャスティングでは大きく水をあけられてしまい、一縷の望みをジギングに賭ける。

なんとかヒットしてくれ~~!

誰もが望んでいた正にその時、旦那様のジギングロッドが大きくしなった。
大物に備えて絞り込んでいたはずのリールが悲鳴を上げる。
ラインが高速で一気に吐き出されていく。
100m、200m・・・、やっと止まったラインだが、魚の重い動きになすすべがない。

そうこうしているうちに少しづつラインが上がってくる。
不審に思いながら巻きあげていくと、なんと水面に顔を出したのは巨大なイソマグロの頭だった。
シャークアタックだ。

これでツキが巡ってきたのか旦那様、その後も2匹目のイソマグロをはじめ、次々とゲットし始めた。
夜のお魚パーティーの材料も1人で釣りあげ、旦那の面目躍如。

4日目は両者甲乙付けがたい接戦で、あとは最終日を残すのみ。
ところが、旦那様の体調不良で最終日のツアーはキャンセル。

最後はキミシマ環礁で超大物を・・・とのもくろみは大きく外れてしまった。

それでも双方納得の釣果で、まずは積年の想いも晴らし、めでたしメデタシの釣行ではありました(@^^)/~~~

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

今月の上旬、パラオ共和国でミクロネシアオリンピックが開かれた。
チュークからの選手団は、陸上競技チーム40名、バスケットボールチーム12名、
そして注目のレスリングチームは男子10名、女子4名の計・14名の参加となった。

レスリングの練習風風景については、2カ月ほど前にこのブログでも紹介したので、覚えていらっしゃる方もおいでだろう。
あの時の取材でもコーチはじめ選手達の並々ならぬ闘志を感じていた。

そして、開幕・・・

チュークの戦士達は、出場者の殆ど全員がメダル獲得と言う圧倒的な強さを見せつけた。
なんと、全メダル数の半分以上を獲得してしまったのだ。

特に女子選手の活躍が目覚ましく、4名全員が、金・金・金・銀、とメダルを独占してしまった。

『日本人女子選手の強さにあやかりたい』と言ったあの時のコーチの言葉はその自信の裏事けだったのかもしれない。
女子チームの中には、13歳と14歳の少女も含まれており、これからの活躍が益々楽しみである。

↑このページのトップヘ