2010年06月

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

イメージ 9

イメージ 10

なかなか決まらない飛行機のスケジュールとにらめっこをして、何ヶ月も前から練り上げたスケジュール。
いよいよあこがれのサタワン島に渡る日が来た。

まずは、チューク空港でチェックイン。
小さな飛行機なので、体重から手荷物まで、すべて重量チェック。
手荷物は20ポンド(9kg)までは無料で、それ以上は追加料金が加算される。
重量チェックも完了し追加料金を払って、さあ搭乗だ。

今日のお客は私達3名と現地人2名の合計5名のみ。
3人とも笑顔・笑顔のオンパレードで、いざテイクオフするとハラハラ・ドキドキ・ウキウキの連続。
離陸直前のスコールもあっという間に通り過ぎ、眼下にまばゆいばかりのトラック環礁の大パノラマが広がる。

進路は南東・・・そして大海原へ・・・雲の中へ・・・快調なフライトが続く。

モエンを発って1時間あまり、眼下にモートロック諸島の島々が見えてきた。
かつてヨーロッパの大航海時代、この諸島を望見したキャップテン・モートロックの名前にちなんで付けられた。
チュークとポナペの間に広がる島々だ。
目指すサタワン環礁は水平線のかなた、まだまだ姿を見せない。
なんとなく胸がときめいてくるのを感じる。まだ見ぬ恋人に会う心境だ。

いくつかの環礁を通り越して・・・、見えてきた!
太平洋に忽然と現れるエメラルドブルーの大回廊、サタワン環礁だ! 

環礁上には小さな島が点々とまさに鈴なりのごとくに連なっている。
そして飛行機は、小さな滑走路のあるTA(タ)島の上空にさしかかる。
長く続くタ島のビーチに、私達の乗っている飛行機の影がくっきりと浮かんでいる。
その影が段々大きくなって、機影もろとも椰子林に突入・・・と、正にそんな感じでタ島の滑走路に着陸した。

サタワン環礁に到着だ。
滑走路の横は果てしなく広がる太平洋。
機影を映した長いビーチが延々と続いている。

ここで荷物を受け取って、これからボートでサタワン島に移動する。
かねての手配通り、ボートはすでに空港前のビーチに待っていた。
休む間もなくそそくさとボートに乗り込む。

長い長いTA(タ)島の海岸の行く手はるかにサタワン島の島影が見えてきた。
我々の乗ったボートはゆっくりとサタワン島の沿岸を北上してゆく。
海岸のあちこちでカヌーを漕ぐ姿を見かける。
パンの木で造った昔ながらの刳り貫きカヌーだ。
そして沖合には、帆を張った外洋帆走の大型カヌーが一艘、海に溶けるようにゆっくりと動いている。
さあ、いよいよサタワン島上陸だ。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

トラック諸島の最南端、北緯5度の洋上にその島はある。
長さ35キロ・幅20キロの環礁に大小90の島々が鈴なりのごとくに並んでいる。
海の桃源郷だ。
4月、日本からの友人と共にこの原始の島々を訪ねる機会を得た。
そこには海と緑に包まれた海洋民族の静かな自然の暮らしがあった。
かつての日本時代には飛行場もあり、多くの日本兵が駐屯していた。
そんな戦争時代の面影すらも、彼らの静かな暮らしの中に静かに眠っている。

その名は『サタワン島』、以後、数回にわたってこの海の桃源郷をご紹介していこう。

イメージ 1

我が家でインターネット通信が出来なくなって1ヶ月が過ぎた。
5月28日、それまでのアナログ電話回線から、ADSL に移行して、先進国並みネットサービスが出来るという事で、新しいシステムに取り換えた。
料金を支払い、さあ、これでいつでも使えるぞ!と張り切って家に帰った。
ところが、インターネットに繋がらない。2日過ぎ、3日過ぎても、埒はあかず
、今日はできる、明日はできるの電話局の言葉をアテにしながら、とうとう1ヶ月が過ぎてしまった。翌月の契約があるので今日も電話局に行ってみたら、はたして同じコメント。『明日チェックするから家で待機してて!』
笑いながら、『ハイ・ハイ』と帰ってきた。

インターネットが開かなければ仕事にもならず、毎晩、蚊の猛攻を受け、ホテルの外で有るか無いかの電波を拾いながらパソコンを叩いている毎日である。

そして今、しみじみと思う事がある。
30年前、私がここトラックで仕事を始めた時、電話すら無かった。
手紙は片道2週間。(これは今もさほど変わりはしないが・・・!(^^)!)
そんな中での日本とのやり取り。
やがて、電話が通じ、ファックスが使えるようになった。
そして今、曲がりなりにも電子メールも使えるようになった。
そんな格段の進歩を、格段に向上した通信事情を忘れ、今また欲深な気持ちに取りつかれ、ネットフリーのADSLに取り換えようとしたしっぺ返し。

便利さが増すほど、そのしっぺ返しもまた大きくなる。
もともととてつもなく不便なところから出発した人生、そして仕事。
ここは1つ、原点に帰って、のんびりと構えて行こう。
そうすればストレスも頭の上を飛んでいくだろう。

ネットが復旧するまではブログもお休み、と安易に考えていた事がちょっと恥ずかしくなってきた。原点に帰り、工夫すれば幾らでもできる。

身の丈の世界で、身の丈の生活を送る。

明日からまたブログを再開しようと心に誓っている。

足るを知る事の意味をしみじみと思う今日この頃である。

お知らせです。

現在、現地電話局のトラブルで、弊社のメールアドレスが使用できません。

御用の方は、下記のアドレスまでご連絡くださいませ。

pocosuenaga@hotmail.com

どうぞよろしくお願いいたします。

キャップテン・ポコ こと、末永 卓幸(すえながたかゆき)

↑このページのトップヘ