2009年07月

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『椰子の実』と言えば、飲んだり食べたりと南の島の人たちの大事な食糧をイメージする場合が多い。
しかし、中には全く飲めないヤシも数多く存在する。
そんな椰子の一つに、『アイボリーナッツ(象牙椰子)』と言うのがある。
その名の通り、アイボリー(象牙)の成る椰子だ。

大きな木に、拳大の実がたくさんなっている。
この実が落ちて枯れてくると、中の種が石のように硬くなり、まるで象牙のようになる。
色艶と言い、その硬さと言い、本物の象牙と比べてもそん色ない。

かつての日本時代、この象牙質の実を使って、印鑑をはじめ様々な工芸品を作った。
そしてそれは現在でも、現地の人達に引き継がれている。
島の土産品店を覗けば、こ象牙椰子の実で作られた、可愛いお魚さんたちにいつでも出会える。

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今チュークでの最も人気のあるスポーツはバスケットと並んで、バレーボールだ。
広いグランドは要らないし、適当な空き地さえあればどこでもプレーできる。
しかも、ネットを立てるポールも必要ない、その辺のヤシの木に結びつければ、
いつでもどこでもOKだ。
そして、チュークの若者にとって、恰好の遊び場が道路・公道である。
日本人にとって道路は、車が走る事以外、当然何事にも使用することは許されないだろうが、
ここ南の島では、道路はポリスも公認のれっきとした公共のグランドなのだ。
運動会の練習から、バレー、バスケット、子供の遊びまで、島民たちの恰好の遊び場となる。

涼しくなり始める夕方ともなれば、島のあちこちで若者たちが道路のヤシの木にネットを張って、
バレーボールに興じている姿をよく見かける。

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ハイビスカス、プルメリア、ブーゲンビリア。
南の島の代表的な花と言えば、誰もが思い浮かべる花である。

中でもブーゲンビリアは、チューク空港に到着した人達を真っ先に出迎えてくれる花でもある。
空港のエプロンを過ぎ、通関に向かう通路沿いに色とりどりに咲き乱れている。

南米原産のこの花の名前は、ナポレオン時代に活躍したフランスの航海者・ブーゲンヴィルに由来する。
いろんな色合いがあり、ホテルの庭や民家の庭、道路沿いにと、いつも旅行者の目を楽しませてくれる。
“きれいな花にはトゲがある”の例え通り、花が咲いている枝の先端まで鋭いトゲを持つ。

男性の名前からとったにしては、チョト綺麗すぎる感じのする花ではある・・・。

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南の島の代表的な景色と言えば、やはり無人島だろう。
そして、そのほかにも様々な海の景色がある。

今日は、そんな海の景色をピックアップしてみました。
ごゆっくりと鑑賞ください。

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我が家は、ブルーラグーンリゾートのスタッフハウスの1つで、そこに家賃を払って住んでいる。
ブルーラグーンリゾートは、島の最南端のヤシ林の中にあり、周囲を海に囲まれたとても落ち着いた雰囲気のホテルである。
そのホテルのヤシ林の中には、沢山の陸ガニが穴を掘って棲みついている。
雨が降った日の夜間や、早朝には、穴の中から這い出してきた蟹さんをそこかしこに見かける。
当然、我が家の周りにもあちこちに穴を掘っては出入りしている。
そして最近、玄関の階段のすぐ下に、やはり1匹の蟹が住むようになった。
今朝も玄関のドアーを開けてみると、穴から這い出して来て、まわりをうかがっている。
良く見ると、昨日よりも大きな穴が空いていて、穴の周りには真新しい土の山が出来ている。
どうも昨夜のうちに住まいの増築工事をしたらしい。
やつは雑食で、しかも自分の巣穴に何でもかんでも運び込む癖がある。
あいさつ代わりに、パン屑を放ってやったら途端に穴の中に引っ込んでしまった。
今のところ中ぐらいの大きさだが、これから先どのくらい大きくなるか楽しみである。
そのうち名前でも、、、と思っている。

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先日のブログでお知らせした通り、我が家の通信がやっと復旧した。
ただし、復旧したと言っても、先進国の状態には程遠いものがある。
ファクスは慢性的に不通だし、インターネットも良かったり悪かったりの繰り返しだ。
しかも、これがこちらの通常の状態ときている。

修理をしたラインマン・ジョーの言が奮ってる。
『スエナガ、一応修理は終わったけど、インターネットはあまり調子良くないよ。ファックスは使えないよ!』とのたもうたものである!!

日本では、ありえない事だろうが、ここチューク地方ではこのような事柄は日常茶飯事の出来事である。

電話は言うに及ばず、電気は毎日半分くらいは停電だし、ひどい時には、何日も電気が全く無かったりする。
水道も、給水されるのは、1日のうちで3~4時間くらいものだ。
どうしても電気が必要なところは発電機を備え、水が足りないところは屋根から雨水を貯めている。
現地人はたいして困る様子もないのだが、私たち外国人の場合は、電気、水が無いとどうしようもない。
こんなところで現代人のひ弱さが暴露されてしまう。

チューク諸島には、人が住んでいる島が40島ほどあるが、
ここモエン島をのぞけば、殆どの島々が、電気も水道も道路もストアーも無い生活をしている。
料理は薪、トイレも無い生活が普通の彼らには、電気なんぞ無くても左程困る事は無い。
一見、不便そうに見える彼らの生活は、このようなインフラ整備がなされていない社会では、
むしろ限りなく便利な生活ともいえる。

我々がそのような世界で生きようとするならば、現代人としてのプライドや人生をきれいさっぱり捨てなくては、やって行けるものではない。
日本人としてのプライドを捨て去った時初めて、何も無くても彼らの世界で生きてゆくことができる。

どちらを取るかは、その人の生き方1つだ。
そんな勇気、あなたにはありますか???

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先週末から昨日までのマルっと一週間、電話が不通でインターネットもFAXも使えず、正にお手上げの状態が続いた。
ここチュークでは、インターネットも加入電話回線を使用しているので、電話がストップすると大変な事になってしまう。

不通になってからの毎日、電話局に日参して修理を依頼するのだが
その度に、OK! OK! 『明日行くから・・・』『今日行くから・・・』の繰り返しで、とんと来てくれる様子もない。
木曜日には、『朝一番でそちらに行ったから』と言うので待っていたがやはり姿を見せない。痺れをきらして、また催促の電話すると、『今、他をやっているから、それが終わったらそちらに行く』と言う。
結局、この日も待ちぼうけをくらった。

電話回線が不通の時は、往復15キロ近い電話局までパソコンを持って、毎日・毎晩メールの確認に行かなくてはならない。
もし、金曜日に来なければ、週末に入って、最悪、2週間もこの状態が続く事も考えられる。
インターネットはもちろん全くやれない。

さて、金曜日(昨日)の午前、こちらに寄こす、と言ったラインマン(工事担当者)がやはり来ない!
ついにこちらも意を決っして、ラインマンのジョーを追跡をすることにした。
私が、家に待機して、妻のカオルが、電話工事の車を探し回る。
立場が逆のようだが、女系社会のチュークでは女の権限がとても強い。
女が行って直接交渉した方がうまくいく。

島内を走り回って、ついにラインマンの作業車を見つけた。
追跡していると、メーン道路から離れて山間部の村の方に入っていく。
作業車はトラックだから行けるが、カオルの車は乗用車、とてもついて行けるところではない。
仕方がないので、山道から出てくる道路で待つ事に・・・。

そして待つこと小一時間、作業車が現れた。
また追跡を開始する。
ところが、作業車はうちの方向ではなく、電話局の方に帰りだした。
それもそのはず、彼の終業時間まではあと2時間しかない。
しかも今日は週末の金曜日、チュークの常識からすると、今日の仕事はこれでジ・エンド!! 終わりだ!!
途中、ジョーが店に寄ったのを見計らって、さっそく捉まえる。
事情を説明し、なんとか家に来てもらうよう交渉が始まった。
彼の説明によると、うちの前に先客が山ほどあると言う。
ジョブオーダーの書類を見るとなるほど、うちの分はずっと下の方だ。
ところがこれであきらめる奥さんではない!
それを承知で、ラインマンを口説いていく。
遂にラインマンのジョーも根負けして、また6キロの道のりを引き返した。

かくして、1週間ぶりに我が家の電話も復旧した次第である。

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晩秋の頃、ポツンと枯れ枝に垂れ下った1個の柿。
過ぎゆく秋と哀愁を感じさせる日本の原風景である。

そして今、赤道直下のミクロネシア・チューク諸島でも、日本のそんな光景を感じさせてくれる光景に出合った。

先週までは、港のローカル市場に見かけたマンゴーも、今週に入った途端に見かけなくなってしまった。
3月からの4カ月以上もの長きにわたって楽しませてくれたマンゴーも、
7月の声を聞いてついに終わりを告げた。

そして今、大きなマンゴーの木の先端に、赤い小さな実が、忘れ去られたようにぽつんとブラ下がっているのを見かける。
・・・・落ちマンゴー。
言葉はしっくりこないけど、青空を背にポツンと浮かぶマンゴーを見ていると、
遠い記憶の日本の風景が大きく膨らんで、ふと、祖国への郷愁が胸をよぎる。

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