2008年04月

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ミクロネシア連邦内の各週にも沢山の海外青年協力隊員が赴任して活躍している。
先月のある日、お隣のポンペイの隊員がチュークを訪問し、ザビエル高校を訪れた。
バスで途中の坂道に差し掛かった時、故障した現地人の車が泥沼にめり込み立ち往生をしている。
それを見かけた隊員たちは、『協力隊、協力隊!!』と口々に叫びバスを飛び出した。
山の中の峠道で人手が無く困っていた現地人達にまじり、ぬかるむ登り坂を元気に車を押し始めた。
悪戦苦闘の末、見事に峠の上まで押し上げ、泥まみれの現地人達から感謝の握手を受ける。
峠で待ち受けるバスに『協力隊、協力隊!!』と再び元気に乗り込んできた。

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島から卵が消えてもう2週間ほどになる。
どこのお店にもまったく見当たらない。
そして、やはりその2週間ほど前は、島の中から小麦粉が消えた。
この時は、ホテルのレストランのメニューからサンドイッチが消た。
それから暫くすると、島中のパン屋さんやお店からパンやドーナツがまったく無くなってしまった。
先月末の船で小麦粉は入荷したが、替わって卵が消えてしまったのである。
先週入港したコンテナ船でも卵だけは入ってこなかった。
まだ当分、卵の無い生活が続きそうだ。
パンが無くても、卵が無くても、チュークの人達は左程騒ぐでもなく、いつもと変らぬ生活だ。
日本全土から卵や小麦が1ヶ月近くも無くなったら一体どうなる事だろう???

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広大なチューク環礁の中には、このモエン本島の他にも人が住んでいる島が沢山ある。
チューク観光のメーンは何と言っても無人島巡りだが、こんな離島巡りもまた楽しい。
本島から離れて、このような島々を訪ねるとチュークの人達の本来の姿に接する事ができる。
そこには自給自足で生活する現地人達の真の姿がある。
海と山に囲まれて、自然の恵みに全てを託し、自然の中でのんびりと自由に生活している。
先週、そんな島の1つにお客様をご案内した。
桟橋を上がった途端、みんなの『オー』『ワー』という驚きの声が聞こえてくる。
いきなりタイムトンネルに入ったようなものだ。
そこには現代社会では想像もつかない全く違った生活環境が展開されていく。
ジャングルの中に点在するヤシの葉で葺いた家、そんな中でゆったりと暮らす人達、周りにはこれまで見た事もないような食べ物の植物や木々が覆い茂っている。
ジャングルの暖簾(のれん)をくぐって僅か2時間あまりではあったが、しかしそこは現代人の時間をはるかに上回る悠久の時間と空間の未知の世界であった。

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チュークには、世界中からのヨットが良く入ってくる。
大きな環礁に囲まれた海は格好の風待ち港となっている。
今年も年明けからずっと切れることなく、ブルーラグーンリゾートの前にはいつも数隻のヨットが浮かび
ロマンチックな南の島の風景に花を添えている。
そして先月半ばから2隻の日本のヨットが相次いで入港してきた。
この2隻のヨットのチューク入港については、日本の友人からあらかじめ連絡を受けていたので、待ちに待った入港であった。1隻は友人の知り合いのヨットで『波羅蜜多』、私も何度かお邪魔した事のある志摩ヨットハーバーの船籍だ。『波羅蜜多』はあと2週間ほどチュークに滞在する。
そうしてもう1隻が『ボヘミアンⅢ』、かつての世界一周一人旅のあの『ボヘミアンⅡ』のニューバージョンである。チュークには2週間ほど滞在し、昨日ポンペイへ向けて船出した。
滞在中、オーナーの渡辺氏にはとても懇意にして頂いた。ヨットにも招待して頂いたり、何度か一緒にお食事をしたりと、楽しいひと時を過させていただいた。
この2日間はとてもいい天気だ。
きっとボヘミアンは南国の風をセール一杯にはらみ、海の宇宙を疾走している事だろう。

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