2007年05月

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この数日、変わったタイプのヨットが連日入港している。レース艇だ。
実はこの5月、メルボルンー大阪のヨットレースが終わったばかりで、そのレースに参加していたヨットが、今、大阪を離れてオーストラリア方面に帰っている最中なのである。
チュークは大きな環礁があり、ヨットの寄港には最適の場所となっている。
このヨットも、暫くチュークで静養した後、オーストラリアに帰る。
レースでわき目も振らずに突っ走ってきたコースを、今度はのんびりと帰って行くのだそうな。
そのせいもあってか、顔の表情も底抜けに明るかった。

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パッパカパーン! パパパパッパカパーン!! 明日の朝8時、ラジオ出演します。
なんと先ほど日本のラジオ局から電話が入り、明日の朝8時の生番組(電話インタビュー)に出演してほしいとの要請がありました。出たがり屋の私としては断る理由は全く無く、もちろん即・速OKです。
ラジオ番組といっても、FM放送です。ZIP-FM 77.8のMORNING JACK・落合健太郎のトーク番組です。
『7時45分から世界のトピックスと、海外で活躍する方にお話を伺う、「TOYOTA WORLD WIDERS」』の中で
8時丁度からの生放送です。落合さんが、私の所に電話を下さり、いろいろとお話しをすると言う番組です。私の出演時間は、日本時間の8時丁度から、5~8分ほどだそうです。お時間のある方はどうぞお聞きのがしなく! 

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今年もまた卒業式のシーズンがやってきた。
今は長い夏休みを直前に控え、毎日のように何処かの学校で卒業式が行なわれている。
今日はザビエルハイスクールの卒業式に出席してきた。
我が家からは去年入学した1年坊主がいるだけだが、在校生の親ということもあり、
いつも招待状が届く。
しかもその招待状にはいつも別冊付録がついている。
『お寿司とソフトドリンクをお願いします』と言うものだ。

現在日本の大学に行っている長男から始まって、去年卒業した次男、そして現在の三男坊まで、
毎年、毎年、このお寿司のリクエストが来る。
チューク諸島の卒業式はとても派手なもので、式の後には必ず昼食と夕食のパーティーがある。
ところがその数が半端ではない。
父兄や関係者・その家族、全校生徒を入れるといつも優に500人は超える人数となる。
そのパーティーの食べ物や飲み物などを全て父兄やスポンサーで調達する。

案の定、最初の長男の卒業式には、何と500人分の寿司をリクエストされてしまった。
チュークの人達ならまだいい、人手が幾らでも居るからだ。
我が家ときたら、私と妻の2人しか居ない。しかも通常は仕事もあるし用事もある。
そしてオマケに卒業式なんだから、我が息子の式にも出席しなければならない。
こんな状況下で、500人分の寿司を作って持って来いと仰る。

しかし、日本人の律儀さと責任感からやりました!
500人分になったかどうかは知らないけど、50ポンド(23キロ)のお米1表を一夜のうちに炊き上げて
そのために買ってきた洗濯用の大きなタライ2つに山盛りの散らし寿司を作って運び込んだものです。

それからというもの、卒業式になると、招待状にいつも例の別冊付録が付いてきます。
しかし、私達も学習をしました!
何も500人分にこだわらなくてもいいんだと、、、、。
そして今日のパーティーには、大きなお盆に2つ分の巻き寿司とソフトドリンクの差し入れでした。

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チューク諸島では、本島であるモエン島のごく一部を除き、まだ殆どが薪(たきぎ)の生活である。
パンの実やタロイモなどのような大量に作る現地食はもとより、ヤカン一杯のお湯に至るまで殆どが薪に頼っている。写真に映っている小屋が炊事場で、魚を焼いたり、お湯を沸かしたり、現地食を作ったりと、全ての調理がこの小屋の中で行なわれる。薪を燃やすためこのような屋外でなければならない。そして手前には薪の山。普段は切り倒した木々や枯れ枝を小屋の周りに無造作に積んであるのを良く見かけるが、このようにきちんと薪としてそろえている家少ない。備えあれば憂い無し、と言うところか・・・。
泥縄式のその日暮らしの生活が主体の中で、このようなきちんとした家を見かけると嬉しくなる。

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先日、友人のパーテイーに呼ばれた。
友人の37回目の結婚記念日と、孫娘の洗礼を祝ってのパーティーだった。
会場の長いテーブルには、パンの実やタロイモ、バナナ、タピオカ、魚介類などのローカルフードが所狭しと並べられている。中でも目を引いたのがブタの丸焼きである。
チュークの人達のパーティーでは、ブタは無くてはならないとっても重要な食材である。
彼らの中では、ブタの無いパーティーは格落ちのパーティーとなる。
そこそこのパーティーには必ず、ブタの丸焼きや石焼料理が供される事になる。
そしてこの夜も、大きなブタの丸焼きがデンと飾られて、その存在感をアピールしている。
そして、宴が始まるや否やすぐさま解体され今宵のメーンデッシュとしてお客様の口に運ばれる。
むろん私達も一口頂いた。とっても美味しかった!!

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南の島に自生している植物でイランイランと言う木がある。黄緑色の細い葉っぱのような花を咲かせる。
私と妻が歩いている10キロ程のコースの中で、このイランイランが密生しているところがある。
夕方、この木の下を通るといつも、ほんのり甘い香りが周辺に漂っているのを感じる。
それもそのはずで、熱帯地方では香水の原料となる有名な木なのだ。
この花びらは濃厚な甘い香りを振りまいて、ここチュークの島々では、香水の替わりとしてとても人気がある。港の市場で、あるいは空港で、いたるところでこの花で作った首飾りを売っているのを見かける。
チュークの人達のもっともポピュラーなおしゃれのアイテムだ。

この金曜日(5月11日)ミクロネシア連邦の新しい大統領が発表された。
第7代大統領は、チューク出身の、Immanuel (Manny) Mori ・通称、マニー モリ氏。
初代大統領・トシオ ナカヤマ氏に次ぐ2人目のチューク出身で、しかも同じく日系人大統領の誕生である。マニー・モリ氏は、チュークに大きな勢力を持つモリファミリーの1員で、日系4世にあたる。
先祖の森小弁は、チュークに住み着いた最初の日本人であり、チュークの日本人社会に大きな功績を残した人であった。その小弁が晩年、『政治には手を出すな、政治は現地人に任せろ。お前達はビジネスをやれ!』と言い残して60年の歳月が流れた。彼の死後、彼の遺言通りモリファミリーはチュークの経済社会に大きな勢力を持つに至った。そして今また政界に1人の男を送り出した。
しかも最大の権力者・大統領と言う形で・・・。
小弁の血を継ぐ者3000人とも言われるモリファミリーにまた1つの大きな力が加わった。

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今、パンの実が最盛期を迎えている。道路のそば、民家の周り、山の中と、いたるところのパンの木に
枝もたわわにパンの実がぶら下がっている。これからの数ヶ月間、チューク諸島はパンの実の収穫期となり、、食べ物の一番豊富な時を迎える。週末の民家を訪ねるとどこの家からもパンモチを搗く、パン・パンと言う音が聞こえてくる。市場を覗くとどの店にもパンの木の葉っぱで包んだパンモチが山と積まれている。飛行場のチェックインを見ていると、グアムやサイパン、ハワイなどに行く島の人達の荷物は殆どがパンモチ等のローカル食だ。外地では手に入らないパンモチは、出稼ぎに行く彼らにとってはとても貴重な食べ物なのである。

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