2007年03月

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土曜日の午前11時、チュークの人達が待ちに待っていた外洋帆走カヌー・ホクレア号が入港した。
ハワイを出港してから約50日間の航海。幾つかの島々を結びながら、5000キロ以上もの航海の末、今チュークの海に帆をおろした。夕陽に映える2隻の大型カヌー。近代航行機器を一切使用せず、古代の航海術を駆使しての航海である。チューク環礁に錨を下ろしたその勇壮な姿には、限りない海のロマンと夢が漂う。かつての海の男達がそうであったように、逞しく日焼したクルー達の風貌は、正に海の男と呼ぶにふさわしい。そして僅か2泊の休息もそこそこに今日の夕刻、再び古代の海に向けて帆を揚げた。

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ずっと以前、無人島キャンプをした時、水平線から上がってくる満月の神々しさにとても感動した事がある。満月を迎える度にその時の事がいつも頭をよぎる。昨夜の満月、なんとかもう一度フルムーンの月の出を見たくてビーチの先端に行ってみた。水平線には厚い雲が重なっていてなかなか月の姿が見えない。
それでもしばらく待っていると雲が切れ、月が昇り、厚い雲の隙間から少しずつ月が顔を出し始めた。
水平線がだんだんと光り始める。遠浅の海岸に伸びる白い砂浜が海の上に浮かび上がってくる。
無人島キャンプの時ほどではなかったが、それでも満月の月の出の素晴らしさを感じる事ができた。
日曜日の夜は遅くまでフライトがあり、いつも空港までの夜中のドライブをする。
日没直後には空を覆っていた雲もいつの間にか飛び散って無くなり、夜中のドライブが始まる頃には天空に大きな満月が輝いていた。キラキラと輝くサンゴ礁の海、月光に照らされて浮かび上がる椰子の木。
白夜とおぼしき明るさの中を走るドライブはとても楽しい。

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この1週間で、豪華客船が3隻立て続けに入港した。
日本の客船・飛鳥Ⅱを皮切りに、2日後にはドイツの豪華客船が入港し、そしてまた、その2日後には
アメリカの客船もチューク環礁に錨を下ろした。
3隻の総トン数は10万トン、観光客の数はこの3隻で軽く1000人を超えた。
乗客の殆どが60歳以上のリタイヤピープルである。
豪華客船とは言え、一日中海の上、船の中にいる彼らにとって、緑の島々は格好の憩いの場所となる。
主島のモエン島を始め、デュブロン島、エッテン島などの離島にも足をのばし、島の風景と島人達との交流を深めた。中にはダイビングやスノーケルにも挑戦した老人達も少なからずいて、つかの間の南の島の休日を大いに楽しんでいた。タラップを上がる彼らの表情には明るい満足の笑みが溢れていた。

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