2006年08月

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我々が住んでいるホテルの広い椰子林の中には、大きなカエル達が沢山住んでいる。
一昨日の午後、にわかに張り出した黒雲があっという間に環礁全体を覆い尽くし、まるで台風を思わせるような暴風雨が一晩中続いた。典型的な熱帯低気圧だ。2日間に亘って振り続けた土砂降りの雨も、やっと小降りになってきた頃、今度は、カエルの大合唱が始まった。大雨が上がる頃になると、決ってこの大合唱が始まる。お客様の事もあり、明日の空模様がとても気に掛るところである。カエルのコーラスの登場で明日の天気も明るい兆しが見えてきた。大雨の後の水溜りの中を、カエル達が気持ち良さそうに泳ぎ廻っている。我らの天気予報官である。

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今、チューク国際空港ターミナルの改修工事が真っ盛りだ。
建物の半分を取り壊し、残り半分のスペースで旅客の出入りをさばいている。
お陰で、唯でさえ時間が掛っていた空港チェックイン業務は、それまでの2倍くらいの時間が掛ってしまい、空港職員もお客様も連日ヒーヒー言っている。
狭い建物内で到着・出発のお客様がごった返している様子を見ていると、20年前の昔のチューク空港を思い出す。暑さで蒸しかえる小屋の中で、まるで日本の満員電車の中でやっているようなものだった。山積みにされた荷物の中から我先に自分の荷物を見つけ運び出す。パーキングと呼べるようなスペースさえ無く、先を争って小屋の前に車を停める。チェックインの荷物を入れるにも、到着の荷物を取り出すのにも、何もかもがゴチャゴチャでまるで毎日が戦争だった。
今は狭いとはいえ、昔のあの状態から比べると、それでも格段に快適な空間である。
そして来年の今頃には、これまでにない快適な空港ターミナルに生まれ変わる。
その日を楽しみに、時間のかかる空港チェックインをいつも眺めている。

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