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今、ミクロネシアは卒業式シーズン真っ盛り。
幼稚園から高校まで、連日どこかの学校でにぎやかに卒業式が催されている。
そしてこの卒業式には必ず両親親族、友人などが出席する。
どんなに重要な仕事があっても、仕事は後回しだ。

つい先日も、日本からのある重要な使節団が訪れたが、ミーティングのスケジュールが子供の卒業式に重なったため、急遽変更になった。またある時、小型機のチャーターをしていたのだが、急遽、飛行機のキャプテンからキャンセル通知が届いた。
よほどの急用と思いきや、なんと「子供の幼稚園の卒業式があるので、飛行機は飛ばせない」とのお達し!


かつて私も、3人の子供が学校に通っていた時代があった。
奇妙なめぐりあわせで、いつも子供の卒業式の折にはツアーの仕事が入っており、ついぞ子供の卒業式に出席することは叶わなかった。そんな折、いつも現地の友人たちに皮肉たっぷりに言われたものだ。
「スエナガ、お前は家族よりも仕事が大事なのか?」
そう言う彼らは、どんなに重要な仕事が入っていようが、子供の卒業式には仕事をほったらかしてでも出席する。

正に彼らの卒業式は彼ら一族にとってとても重要な催事である。
そしてそれはまるでお祭りのごとくに、親戚家族や友人たちを巻き込んでとても賑やかに行われる。
卒業式が終わると、各家庭はもちろん、ホテルやレストランなどでも大規模な卒業式のパーティーが次々と催される。
彼らの卒業式は、単に子供が学校を卒業するという事だけでなく、一族のきずなを強め確かめる意味でもある大きなお祭りなのだ。

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ミクロネシア・チューク州のWENO島。面積20平方キロ・人口1万8千人の小さな島だ。

そんな孤島に念願の光ファイバー通信がいよいよ始まろうとしている。
それまでは、電話回線を使用した原始的な通信が長い間続き、2012年3月にADSLが導入された。
それでも電話回線の不備から通信スピードは遅く、通信不通になったりと、海外との交信やインターネット利用にとても不自由を感じていた。

3年ほど前から言われてきた光ファイバー通信の工事。
今年は、今年は・・・、と毎年期待を裏切られていた。

去年、光ファイバー海底電線敷設がやっと終わり、今年になって島内の配線工事が始まった。
海底電線敷設工事も島内配線工事も、日本の援助によるものだ。
日本がやってくれているというだけで確信も持て、なぜか安心する。
そしてその工事もいよいよ最終段階に突入、各家庭への配線工事が始まった。
一昨日の金曜日、電話局のラインマンが来て「スエナガ、屋内配線をするけど、家に居るか?」とのお達し!
「おー、待ってるから来てくれ!」と即答。

その日の午後、近くの電柱から我が家に光ファイバーの配線工事が始まった。
島内の該当家庭に配線が終わった時点で一斉にファイバー通信が始まると言う。
夢に見た日がもうすぐそこにやって来た。

先進国から見るといろいろ問題は多いが、事・インターネット事情だけはやっと先進国の仲間入りができそうだ。

令和元年は、ミクロネシア・チュークのインターネット元年となりそうだ。

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太平洋戦争時、日本海軍の一大基地があったトラック島(チューク)。
終戦の1年半前・75年前の今日、アメリカ軍による大空襲があった。

その75年目の戦没者慰霊の記念式典が、アメリカ政府と現地政府により厳かに行われた。

残念ながら日本からの参加は今年も見受けられなかった。

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2月13日水曜
NHK総合1 午後10時25分~ 午後11時10分
歴史秘話ヒストリア「南の島は戦場になった トラック空襲75年目の真実」

今から75年前、太平洋戦争の行方を左右する決戦の舞台となった南太平洋のトラック諸島。周辺海域には、空襲の標的となった40隻をこえる日本軍の船が沈む。この美しき海の墓場で、4Kカメラによる初の大規模潜水調査を実施。数々のスクープ映像の撮影に成功した。零戦や戦車、そして乗組員と思われる大量の遺骨からは、戦争の生々しい爪痕が浮かび上がる。衝撃映像と新資料から、トラック空襲の真相と船乗りたちの悲劇に迫る。

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ミクロネシア連邦チューク州の州庁舎が完成し、そのセレモニーが催された。

2階建てと3階建ての3棟からなる立派な庁舎だ。
中国の無償援助で建設された。
2023年、アメリカの援助が一旦打ち切られる中での中国の動き。
中国は今、ミクロネシア連邦を初め、太平洋諸国にも着々と触手を伸ばし始めている。

式典の行われている庁舎には、ミクロネシア連邦の国旗、チューク州の州旗を圧するかのように、中国の国旗「五星紅旗」が他を圧してはためいていた。

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