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ミクロネシア連邦チューク州。

ミクロネシアの中央部、直径800キロに亘って広がる小さな島々・・・。

先月の22日~26日、そんな島の1つ「ポンナップ島」に行って来た。
チュークから西に350キロ、往復2日間を要する船の旅・・・。
インターネットはもちろん、電話も全く通じない絶海の孤島だ。
周囲3キロにも満たない小さな島に400人の人達が暮らしている。

ミクロネシアの島々から伝統的な暮らしや文化が廃れて行く中、ここポンナップ島の人達は、島人達が一丸となって
島の貴重な伝統文化の伝承・継承に勤めている。
歌や踊りなどの伝統芸能もさることながら、最も特筆されるのが、外洋帆走カヌーとその航海術だ。

海洋民族である彼らは、近代的な航海術が現れる前の遙かな昔から、星を頼りに大型カヌーを蹴って広い太平洋を自由に行き来してきた。島にはそんなカヌーが10隻近くも現存しており、近隣の島々との交易や釣りなどに普通に使用されている。

ポンナップ島は私にとってとても因縁の深い島で、30年も前から島人達との交流を温めてきたにもかかわらず、
まだ一度も足を踏み入れた事の無い夢の島であった。
2泊3日の滞在では、予想をはるかに超える素晴らしい世界が私を待っていた。

踊りや歌を歌いながら、遠来の客を迎える島の女達。
島の中を歩くと至る所に巨大なカヌー小屋があり、その中には大海原を航海したカヌーが堂々たる姿を横たえている。
正に古代の太平洋の島にスリップした感覚だ。

実は今月の18日から25日までの1週間、もう一度このポンナップ島を訪ねる。
NHKのTV取材の為だ。
前回の訪問はそのロケハン(調査)で今度が本番の取材・撮影となる。

この撮影が終わったならば、夢にまで見たポンナップ島の素晴らしさを、、、ポンナップ島の全てを、
タップリと皆さんにお伝えしたい。

請うご期待だ!!