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『トラック大空襲』著者であり、トラック島の海に半生を捧げた、吉村朝之氏が68歳と言う短い生涯を閉じた。

トラック島の沈船を日本に紹介し、その旺盛な活動力と情熱は、2回に及ぶ厚生省の遺骨収集を実現させる原動力となった。
人生で最も活動的な青年時代、彼はトラック島の沈船ダイビングにその大半を費やした。
その沈船ダイビングの本数は優に600本を超える。

自他ともに認める世界NOー1の沈船ダイバーだ。

その業績は、1冊の名著『トラック大空襲』に集約されている。
トラック環礁内に沈むすべての沈船の生い立ちからトラック環礁に沈むまで・・・。
そして今、それらの沈船はトラックの海でどのような姿を留めているのか・・・。
その英霊たち、、、遺族の方たちに至るまで・・・。

トラックに沈む沈船の鎮魂歌だ。

吉村氏の詳細については、須賀次郎氏の以下のブログをご覧いただきたい。

スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
jsuga.exblog.jp

日本の水中映像草分けの大御所でもある氏は、現在77歳。
今も旺盛な活動力で日本のダイビング業界をリードしている。
吉村朝之の生涯の師でもあり、ダイビング他ならず人生のパートナーでもある。