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色とりどりの熱帯魚やサンゴと並んで、海辺を彩る貝の仲間たち。
大きな貝から小さな貝、その独特のデザインは海の神秘そのものである。
そんな貝の中にも当然変り種がいる。

今日はそんな変わり者の中から、貝のギャングを紹介しよう。

まずは、『アンボイナ』。
イモガイの仲間で、貝の中では最も猛烈な毒を有する。
別名を Killer-Shell とも言い、沖縄地方ではハブガイと言って恐れられている。
この毒で小魚を襲い食糧とする。
毒は神経性のもので、人間が刺されても痛みは伴わないが、その猛毒のためしばしば死亡する例も報告されている。
貝収集家にとっては貴重な貝の1つでもある。

そしてもう1つのギャング貝が、『ツメタガイ』。
仲間の貝を食べる貝である。
貝に興味のある方は、小さな巻き貝や二枚貝に、直径1~2ミリの丸い小さな穴が空いているのを見かけたことがあると思う。これがツメタガイの仕業である。
獲物の貝を外套膜ですっぽり覆い、特殊な酸で貝殻を溶かしながら
鋭いドリル状の歯で穴を空け、中身を食べてしまう。
正に〝貝のギャング″だ。
ギャングの名に恥じず、とても繁殖力が強くて、アサリの養殖などに多大な被害を与えることもある。

見た目はとても可愛いこの貝がこのような恐ろしい事をするなんてとても信じられませんね。

花も魚もそうですが、やはり自然界の〝美しいものには棘がある″ようです(*^_^*)
ん・・・! 人間も自然界??
皆さん気をつけましょう~~(^_-)-☆