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6月になり海も静かになってくると、ダイバーの数が増えてくる。
そういう訳で最近はダイビングのガイドとして海に出る日が多い。
通常は水面から見る海の中を、魚達と一緒になって水中を泳ぎ廻るのはまた、格別の気分だ。
いつもフィッシングのお客様と一緒に釣り上げている大物の魚や、サメなどもすぐ近くを泳ぎ廻っている。かわいい熱帯魚の群れが、サンゴの花畑の中でダイバー達の周りに群がっている。
眼もくらむような、水中の大絶壁の中を潮流に身を任せ浮遊する様は、まるで宇宙を漂う観がある。
数年前に人魚を題材とした小説を呼んだ事がある。地球に存在する人魚族を題材にした内容なのだが、この本の事ががとても気に入っていて、海に出るたびにその世界に入っていくような、不思議な感覚をいつも覚える。仕事の繁忙さとストレスを忘れ、水中で過す数時間は、きっと私も人魚になっているのかもしれない。