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宝貝の仲間で、『南洋宝貝』という宝貝がある。英名を『ゴールデンカウリー』という。
その名の通り、正に金色に輝く見事な貝である。
フィリピンからミクロネシア、メラネシア、ポリネシアにかけての熱帯の海に生息する。
宝貝の中では非常に希少価値の高い貝で、世界中の貝のコレクターの中でも非常に人気が高い。
シンガポールやマレーシアでは一時は宝石として取り扱われ登録の義務があった時もある。
日本では、三重県の鳥羽水族館にすぐれた貝のコレクションがあるが、その中に1個だけ大事に展示されている。このゴールデンカウリーは、ミクロネシア地方では、古くから酋長の持つべきものとして珍重されてきた。ここチューク地方でも時々現地人が売りに来るがそれでも非常に数は少ない。

ブルーラグーンリゾートがコンチネンタルホテルだった頃、そう、今から10年~15年位前に、ホテルの売店に2個ほど置いてあったが、あっという間にアメリカ人が買っていったのを覚えている。
その時の値段が、何と一個800ドルである。ところが当のアメリカ人は、ニヤリと笑って『アメリカに持っていけば4000ドルにはなるよ!』と言ったものである。それ以来、ホテルの売店で見ることは無い。

そして、我が家には今、それがある。
30年間、南の島で生きてきた証である。