2010年08月28日 自然と遊ぶチュークの子供達 チュークの子供達は、自然と遊び、自然の中で生きている。 島の中を歩いていると、そんな子供たちに良く出会う。 海で遊ぶ子供達は、遊びの中で海を学び、海からの糧を得る術(すべ)を覚える。 山で遊ぶ子供達は、遊びの中で自然を学び、自然界から糧を得る術を覚える。 素足で山野を駆けめぐり、木に登り、海で泳ぐ。 ナイフを片手に、火をあやつる。 これらはすべて子供達にとっては楽しい遊びであり、将来生きていく為の大事な技でもある。 そうしてチュークの子供達は、自然の中から生きる知恵を学びながら育っていく。 タグ :練習用
2010年08月26日 ブルーマーリン(カジキマグロ )を釣る・・・!! 今、ご紹介中のオシドリ夫婦の釣り日誌、その3日目。 『今夜は、キハダマグロの兜焼きを食べたいなア~』と言う事になり、沖合のトリヤマでジギングに挑戦。 トリヤマまで来ると、肝心の海鳥達は、羽を休めて海面でカモメの水兵さん状態・・・。 でも、さっきまではボイルしていたトリヤマ、きっとこの周りにはまだキハダマグロが廻っているはず・・・。 そう信じて早速ジギング開始。 ラインを150m程出して、一気に巻き上げてくる。 ミカコ夫婦に混じって私も久しぶりにジギングロッドを握った。 1回目は全員が空振り。 こんな時には4、5回は入れる事にしているので、やる気満々で2本目を投入。 水深100m位でとてつもなく強い重いアタリが来た。 大物のキハダか?? それとも巨大サメか?? ラインが“ギリギリ”と言う嫌な音を立てながら少しづつ出て行く。 重くてリールが全く巻けない。 キハダなら猛烈なスピードで走るはずだが、それも無い。 サメならやはり重くて強い、サメ特有の動きがあるが、それも無い。 バショウカジキ(セールフィッシュ)の可能性も考えたが、それは無い。 ヒットした水深が深すぎるし、その後の水面での走りやジャンプも無い。 それよりも何よりも重すぎる・・・。 頭の中を4年前の光景がよぎる。 やはりジギングの真っ最中。 同じようなアタリの後、徐々にラインのスピードが増し、目の前で巨大な魚がジャンプした。 そして、一瞬でラインブレイク。 ブルーマーリン(カジキマグロ)だ!! 吐き出されるラインのスピードが段々と速くなる。 もう、ヤツしか考えられない。 間違いない! ブルーマーリンだ!! ボートに指示を出し、魚を追って行く。 ラインを緩めることなく、適度にテンションを掛けながら少しづつ巻きあげて行く。 出て行くラインのスピードが段々と速くなり、水面近くを走るラインの前方100m位のところで巨大な魚がジャンプした。 これで万事休すか?? 4年前の光景がまた頭をよぎる。 居る!! 繋がっていいる!! 1回目のジャンプに非力なタックルが何とか持ちこたえてくれた。 ロッドはTENRYUのジギングロッドSP-50/5.5フィート、リールはペンのスピニング9500番、ラインは6号PEでリーダーは200ポンド。この怪物と戦うには余りにも頼りない装備だ。 元来が50キロ前後のサイズを想定したタックルで、200ポンドのリーダーを除いては、ちょっと心もとない。 トローリングの丈夫な仕掛けなら、ボートを止めずに引き寄せる事が出来るが、今日のジギングタックルではそれは不可能。 ボートを止めると、ヤツはどんどん深場に潜り込んでいく。 見たところ、推定・300キロ(600ポンド)はあろうかと言う、正真正銘のブルーマーリンだ。 潜られてしまってはラインが持たず、もう勝ち目はない。 潜られる前にボートを近づけ少しでも距離を縮めていく。 相変わらず重いが、少しづつ確実に巻きあがって行く。 しめた! 魚がこちらを向いたようだ! どんどん巻きあがって行く。 ラインがまた上向きに走り始める。 ぐんぐんとスピードを増す。 2回目のジャンプに入る態勢だ。 50mほど前で大きくジャンプした! みんなの歓声が上がる。 今度こそあきらめていたラインがまたしても持ちこたえた!! 柔よく剛を制す・・・、柔らかいロッドが功を奏しているようだ。 もうここまでくれば心配だったラインシステムも、フッキングも完璧だった。 あとはラインがどこまで堪えられるかだ。 奴はもう目の前だ! まだゲームが出来る!! 言いようのない感動がこみ上げてくる・・・。 このまま潜られなければ何とか勝負できるかもしれない・・・。 頭の中で取り込みの時の事を考え始めていた。 今あるギャフではとても役には立たない・・・。 ギャフをアンカーロープに繋ぎ、奴に打ち込むしかない。 そろそろクルーに指示を出さなければ・・・、そう考えていた時、恐れていた事が起こり始めた。 ズンズンとラインが深場に引きずり込まれていく。 全くリールが巻けない。 ドラッグを締めるが、全く効果は無い。 あまり締め込むと、ロッドもラインもリールも限界を超え、破壊されてしまう。 もう一度、奴が止まってこちらを向いてくれるのを待つしか方法がない。 それでもラインは止まらず、どんどんと深海に向かって吐き出されていく。 重い、とてつもなく重い・・・。 頭の中は、いつラインが切れるか、あとどれだけファイトできるか、、、と言う事ばかりだった。 そんな矢先、静まり返った船上に『バシッ!!』と言うラインのはじける鋭い音が響いた。 ボートの上で、一斉に漏れるため息・・・。 不思議と疲れは感じなかった。 悔しさよりも、さわやかな爽快感が体全体に広がって行くのを感じる。 もう2度とこんなチャンスは無いかもしれない。 心から海に感謝の気持ちが湧いてくる。 今日はありがとう・・・。 ※※※ 動画をご覧になりたい方はこちらまで・・・音声入りです(@^^)/~~~ ↓ ↓ ↓ http://www.youtube.com/watch?v=nohdnjtvybg タグ :釣り
2010年08月21日 2年分の釣り もう、10年以上も釣りに通っている友人の夫婦がいる。 昨年は、旦那様の都合でツアーがドタキャンになり、今回は2年間の募る思いを抑えに抑えて、満を持しての乗り込みとなった。 奥様のミカコさんからの最後のメールには、『いよいよ決戦の時がやってきました!!』と綴られていた(@^^)/~~~ そうして迎えた6泊7日の今回のツアー、中・5日の夫婦決戦の火ぶたがいよいよ切られた。 初日、第1投目からミカコさんのルアーに大きなしぶきが襲いかかる。 早くも大物のバラフエダイをゲットだ。 その後も、指をくわえる旦那さまをしり目に次々と大物をゲットしていく。 2日目、3日目もミカコ譲の快進撃は止まらない。 大型のカスミアジや、待望のGTなどを次々とゲットしていく。 狙った獲物は逃がさない!! それに引き換え、度々チョイスはあるもののなかなかゲットには至らない旦那様。 目の前で次々と炸裂する愛妻のルアーに意気消沈・・・。 キャスティングでは大きく水をあけられてしまい、一縷の望みをジギングに賭ける。 なんとかヒットしてくれ~~! 誰もが望んでいた正にその時、旦那様のジギングロッドが大きくしなった。 大物に備えて絞り込んでいたはずのリールが悲鳴を上げる。 ラインが高速で一気に吐き出されていく。 100m、200m・・・、やっと止まったラインだが、魚の重い動きになすすべがない。 そうこうしているうちに少しづつラインが上がってくる。 不審に思いながら巻きあげていくと、なんと水面に顔を出したのは巨大なイソマグロの頭だった。 シャークアタックだ。 これでツキが巡ってきたのか旦那様、その後も2匹目のイソマグロをはじめ、次々とゲットし始めた。 夜のお魚パーティーの材料も1人で釣りあげ、旦那の面目躍如。 4日目は両者甲乙付けがたい接戦で、あとは最終日を残すのみ。 ところが、旦那様の体調不良で最終日のツアーはキャンセル。 最後はキミシマ環礁で超大物を・・・とのもくろみは大きく外れてしまった。 それでも双方納得の釣果で、まずは積年の想いも晴らし、めでたしメデタシの釣行ではありました(@^^)/~~~ タグ :釣り
2010年08月18日 最強軍団・チュークの戦士達 今月の上旬、パラオ共和国でミクロネシアオリンピックが開かれた。 チュークからの選手団は、陸上競技チーム40名、バスケットボールチーム12名、 そして注目のレスリングチームは男子10名、女子4名の計・14名の参加となった。 レスリングの練習風風景については、2カ月ほど前にこのブログでも紹介したので、覚えていらっしゃる方もおいでだろう。 あの時の取材でもコーチはじめ選手達の並々ならぬ闘志を感じていた。 そして、開幕・・・ チュークの戦士達は、出場者の殆ど全員がメダル獲得と言う圧倒的な強さを見せつけた。 なんと、全メダル数の半分以上を獲得してしまったのだ。 特に女子選手の活躍が目覚ましく、4名全員が、金・金・金・銀、とメダルを独占してしまった。 『日本人女子選手の強さにあやかりたい』と言ったあの時のコーチの言葉はその自信の裏事けだったのかもしれない。 女子チームの中には、13歳と14歳の少女も含まれており、これからの活躍が益々楽しみである。 タグ :オリンピック