2009年08月

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

今、古パンモチ作りが追い込みに入っている。
そろそろ、フレッシュなパンの実も少なくなり、市場には、少しずつ古パンモチが顔を出すようになってきた。去年仕込んだものだ。
去年仕込んだパンの実を穴の中から取り出し、トロトロに溶いた物を、パンの木の葉っぱに包んで蒸し焼きにする。日本人にはちょっと抵抗のある味だが、彼らにとっては昔から慣れ親しんだ郷土料理だ。
こうして、来年のシーズンを迎えるまで古パンモチは現地人の大事な食糧となる。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

チューク諸島の人たちの主食はパンの実だ。
4月から8月頃までのほぼ半年間は、フレッシュなパンの実を食べているが、9月に入るとそのパンの実も
生らなくなってくる。
そんな時期に備えて、パンの実の保存食を作る。
最後のパンの実を大量に落とし、大きな穴を掘ってその中入れ、発酵させて保存する。
大昔から行われてきたチューク地方の食糧確保の為の伝統文化だ。

パンの実も少なくなってきた今、まさにその最盛期を迎えている。
今頑張って働いておけば、パンの実が無くなっても食料に困る事は無い。

正に、"蟻とキリギリス″のミクロネシア版とも言えるものだ(*^_^*)

ガンバレチュークの働きアリ達!!

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

個性豊かな造形美を誇る貝達の中でも、一段とユニークな形と構造をしている貝がある。
日本名を『オウム貝』、英名を『ノーチラス』と言う。
日本名は、白い大きな口がオウムの口に似ているところからこの名がある。

『生きた化石』と呼ばれるこの貝は、5億年も前にこの地球上で繁栄し、今も南の海の深海に生息しているとても珍しい生き物だ。
生きているものを『オウムガイ』、死んだ貝殻を『オウム貝』として区別している。

生きている『オウムガイ』は、殻の中に多くの隔室をもち浮力を調整し、深海から浅海を自由に行き来できる特殊な機能を持っている。
死んだ後の『オウム貝』は、この隔室のおかげで海面に浮き、洋上を漂い世界の海を旅する。

英名の『ノーチラス』はここからきている。
ノーチラスとは“海洋を旅する水夫”を意味するギリシャ語だ。
ジューヌ・ベルヌの『海底2万里』に出てくるモネ艦長の『ノーチラス号』、そして、
世界初のアメリカの原子力潜水艦『ノーチラス号』もまた、このたぐい稀な機能を持つオウムガイの英名
『ノーチラス』からとったものだ。

オウムガイの死んだあとの貝殻は希少な貝として、収集家の間でもとても人気があるだけでなく、生物学会の中でも貴重なものとして重宝されている。

イメージ 1

イメージ 2

色とりどりの熱帯魚やサンゴと並んで、海辺を彩る貝の仲間たち。
大きな貝から小さな貝、その独特のデザインは海の神秘そのものである。
そんな貝の中にも当然変り種がいる。

今日はそんな変わり者の中から、貝のギャングを紹介しよう。

まずは、『アンボイナ』。
イモガイの仲間で、貝の中では最も猛烈な毒を有する。
別名を Killer-Shell とも言い、沖縄地方ではハブガイと言って恐れられている。
この毒で小魚を襲い食糧とする。
毒は神経性のもので、人間が刺されても痛みは伴わないが、その猛毒のためしばしば死亡する例も報告されている。
貝収集家にとっては貴重な貝の1つでもある。

そしてもう1つのギャング貝が、『ツメタガイ』。
仲間の貝を食べる貝である。
貝に興味のある方は、小さな巻き貝や二枚貝に、直径1~2ミリの丸い小さな穴が空いているのを見かけたことがあると思う。これがツメタガイの仕業である。
獲物の貝を外套膜ですっぽり覆い、特殊な酸で貝殻を溶かしながら
鋭いドリル状の歯で穴を空け、中身を食べてしまう。
正に〝貝のギャング″だ。
ギャングの名に恥じず、とても繁殖力が強くて、アサリの養殖などに多大な被害を与えることもある。

見た目はとても可愛いこの貝がこのような恐ろしい事をするなんてとても信じられませんね。

花も魚もそうですが、やはり自然界の〝美しいものには棘がある″ようです(*^_^*)
ん・・・! 人間も自然界??
皆さん気をつけましょう~~(^_-)-☆

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

久しぶりにハイキングを行った。
心身の健康のためにと、時々山歩きをする事にしている。
今日は、チュークの主島・モエン島の裏側を歩く。


ほぼ正三角形の形をした島の裏側には殆ど道路らしい道路がない。
集落の小道やマングローブの海岸、そして全くのジャングルなど、変化に富んでいて歩いていても退屈することは無い。しかも、ジャングルの中には驚くほど民家がありあちこちで食糧を作っている光景に出くわす。いずれもチュークの伝統的な食べ物ばかりだ。
普段は目にする事が少ないこのような情景をカメラに収めながらののんびりとしたハイキングである。

朝10時に家を出て、帰宅したのは夕方の4時。
6時間程の楽しい散歩で、心身ともにリフレッシュできた。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

新月が近くなると、ローカル市場に活きのいい鯵(アジ)が毎日のように水揚げされてくる。
アジは、集魚灯である漁火を点けて釣るのだが、新月には当然ながら月も無く闇夜となり、
このような夜釣りには恰好の条件となる訳だ。

かくして我が家でも、新月が近づく頃には新鮮なアジの料理が連日並ぶことになる。

そして今夜は、〆サバならぬ、〆アジの寿司!!
またまたビールが進む!!

ご同胞に乾杯!!

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

今日は新月。
言わずと知れた闇夜の事。
夜空に月の影はないが、満天の星空が広がっている。
そして新月前後は、満月時期と同様、潮の干満差が最大となる。

チューク環礁は今、夜中に満潮、日中に干潮となっている。
いつもは海面下に隠れている広大な浅瀬のサンゴ礁があちこちで水面上に顔をのぞかせている。
現地人にとっても、大潮の干潮時期は簡単にタコや魚、貝などが獲れて絶好の潮干狩りの時となっている。

そして我々観光客にとっても、普段は見れない綺麗なサンゴを、泳ぐことなく陸上から鑑賞する事ができる。海底の世界が一挙に広がる貴重な時でもある。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

チューク環礁は、別名・太平洋の湖、と称される通りの天然の良港でもある。
そのために、外洋帆走ヨットが帆を休める為によく入港する。
今日もたまたま、港視察の仕事で岸壁を歩いていると70フィートはあろうかと言う大きなヨットを見かけた。ヨットも50フィートを超えるとかなり豪華なものである。
しかもこのヨットは、ボディーからデッキの細部に至るまで特殊合金で作られており、デッキ上の設備も手入れも、目を見張るものがある。
そして、船首部分に来てまたまた驚いた。
なんと、Mercedes-Benz の名前が書いてあるではないか。

おそらくMercedes-Benzをスポンサーにしたヨットであろうが、
こんなヨットに乗って飲むビールの味って、いったいどんな味がするもんだろう・・・と、
ヨットを見ながら考えてしまう。

↑このページのトップヘ